デンマークでポスドク、大学発ベンチャーで研究員をした後、ひょんなことから大学の助教となった一博士号取得者が日々感じたこと、たまにサイエンス(主に化学)についてつづります。


by Y-Iijima_PhD
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上海生活

早いもので上海に来てからもう2週間もたちました。最初の1週間はホテル暮らしでひたすら家探し。妻づてで手伝ってくれるという人がいたのはいいですが、こちらの要望、質問をちゃんとは大家さんには伝えてくれず、値段の交渉も出来ない、それでいて彼女らのわがままにも付き合いわないといけないという状況であっという間に時間が過ぎ、結局同僚の紹介で同僚と同じ団地の部屋に決まりました。家賃もまあこのぐらいかと納得できる値段でした。それに会社まではバスで一本で、大型スーパーが近くに何軒かあるので買い物も便利な場所です。その代わり街の中心部へは片道1時間ぐらいかかる郊外のエリアです。まあしょっちゅう人ごみの中に行くつもりは無いのでそれはかまいませんが。日本人のいるエリアとは違うので白人は何人か見ますが、日本語をしゃべっている人にはほぼ会いません。

会社には家が決まってから本格的に行き始めました。契約では研究のグループリーダー。とはいっても最初はやることは特に決まっていないし、ラボも準備ができていないので必要と思しき物を注文し、届くまで待ちつつPCのセットアップをしてもらいネットで暇つぶし。こっちの人はみんな暇だとネットを見て、チャットをしてすごしています。完全に自由です。仕事の結果さえ出ていればいいという感じ。そんなこんなで2、3日過ごすと営業部から立て続きにこんな化合物作れるかという問い合わせが来ました。他のグループでダメだったものを聞かれるのかなかなか曲者な化合物ばかりです。まあちゃんとラボが準備できれば作れそうだけど1人だと今来たのを全部やったら年が変わってしまいそうです。この会社では各グループが予算的にかなり独立していてほとんど大学の研究室のようなシステムです。ということで自分も会社内に1つのラボを立ち上げるような感じです。必要なものは全部自分の予算でそろえ、化合物を納品することで売り上げから予算を増やす。メンバーが必要なら自分で雇い、予算から給料を出す。とりあえず一通り納品までやってみてからメンバーのことは考えようかな。まだ注文の仕方とかぜんぜん分からないし。でも、通訳兼助手がほしい気もする。まあ納期、値段の決め方になれるまで何かしら作ってみてるしかないですね。それで社内外でちゃんと作れるという信頼と実績を少しずつ作っていこうと思います。

ということで上海生活あっという間に2週間が過ぎ、ようやく腰をすえてやっていけるように準備が整いつつあります。デンマークに行ったときに比べると海外暮らしの経験があるためもあってか、大変は大変だけどこんなもんかという感じです。以前に2回来ているのも大きいですが。どちらかというとここに来るまでの準備のほうが大変だった。その辺のことについてはこれから書いていこうと思います。
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by Y-Iijima_PhD | 2012-07-17 23:26 | 日常