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デンマークでポスドク、大学発ベンチャーで研究員をした後、ひょんなことから大学の助教となった一博士号取得者が日々感じたこと、たまにサイエンス(主に化学)についてつづります。


by Y-Iijima_PhD
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4月20日はKYの日

すっかり忘れていたけどニュースを見て思い出した。日曜日はKYという言葉にとって記念日的な日でした。それは本人たちも日本人の記念碑になるに違いないといっているぐらいだから。

KYという言葉が出てきた時は日本にいなかったので本当にはやっているものかどうか今でも疑わしく思っていますが、ネットで調べてみて流行語としてではなく、もっと重要な意味を持つ言葉だということが分かりました。それは朝日新聞 珊瑚記事捏造事件を表すものだったんですね。1989年の4月20日の記事だったそうで、自分はこの当時小学生だったのでKYという言葉が流行りだすまで全く知りませんでした。記事には

八〇年代の日本人の記念碑になるに違いない。百年単位で育ってきたものを、瞬時に傷付けて恥じない、精神の貧しさの、すさんだ心の。にしても、いったいK・Yってだれだ。


と書かれていたそうで、自分でわざとやったにもかかわらず日本人全体がダメだと言わんばかりの論調なのは一体どこの国の新聞なのかと思ってしまいます。Wikipediaにも平成の三大誤報とまで書かれています。実家では昔から朝日新聞をとっているし、発行部数一番と宣伝しているから日本にいる時はさほど気にしていませんでしたが(あまり真剣には読んでなかったのもあるけど)、こちらに来てからは本当にひどい新聞だったんだなと思うようになりました。去年もテレビと併せて捏造のオンパレードみたいだったし。まあ、ほかの新聞、テレビも似たりよったりですが。

最近では政治家、役人のやることは失敗、マスコミの報道は基本的にウソだと思うようにしています。ただそれも裏を読んで彼らの既得権益を中心に考えると至極真当なことだったりするかもしれません。それにしても権力を握っている人間がことごとく信用できない国とはどうしようもなさそうな気がします。
by Y-Iijima_PhD | 2008-04-20 12:00 | 日本を考える