デンマークでポスドク、大学発ベンチャーで研究員をした後、ひょんなことから大学の助教となった一博士号取得者が日々感じたこと、たまにサイエンス(主に化学)についてつづります。


by Y-Iijima_PhD
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリ:旅行( 67 )

上海旅行

1週間ほど上海に行ってきました。今度行く会社がビザ申請用の書類を取るために来てほしいというから行ったのですが、基本的には行く必要は特になく、会社が書類を準備しさえすればいいという状況でしたがメールでいくらやり取りしてもなかなか伝わらないし、向こうも専門のスタッフがいるわけではなく、申請も手探りで、他の仕事の合間にやっているだけなので実際に直接あって話をする意味はあったかなと思います。それに去年行ったときは上海にはほとんどいなくて、ホテル周辺を歩いただけだったので実際にどんな街なのかを実際に住み始める前に見ることが出来たのは良かったと思います。

今回は夕方着だったので前回は終了していたリニアに乗りました。上海の玄関となる浦東国際空港は街から30kmほど離れているのでタクシーだと1時間ぐらいかかって料金も前回は160元ぐらいだったと思います。リニアだと料金は航空券の半券を見せれば40元で、最高時速300kmで走るので市内の端のほうにある駅まで8分で到着します。乗ってみた感じは加速はスムーズで静か。300kmに達するとやはり浮いているので飛行機のような感じで多少の横揺れがあります。しかし地面と接していないので電車の振動とはやはり違います。音は速く走ればそれなりの風きり音がしますがおおむね静かです。

b0121425_22351938.jpg


次の日以降はとりあえず前回できなかった観光をしながら公共交通機関の利用の仕方、街の雰囲気、土地勘を得ることにしました。まずは展望台ということでSWFCという栓抜きのような形をしたビルに登りました。

b0121425_22363834.jpg


この穴の開いた部分の上のところが100階で展望台になっています。両側だけでなく床も一部ガラス張りで下が見えるので高所恐怖症の人はこの階を歩くことさえ出来ないようなつくりです。高さは490m近くあり、スカイツリーの展望台より高いことになります。すぐ近くに有名な上海のテレビ塔がありますがこの天辺が横に見えるぐらいの高さです。

b0121425_22364786.jpg

b0121425_22593530.jpg

b0121425_2301892.jpg


上海は高層ビルが林立してアパートやホテルもほとんどが30階建てぐらいで100mはあるのですがそれらが小さく見えるぐらい高いビルです。

b0121425_22385646.jpg


これがホテルからの眺めですが30階の部屋だったので下を見ると足がすくむほどです。

こんな感じでどのビルもすごく大きいので地図で見てこれぐらい歩けるだろうと思って歩くとやたらと歩く羽目になります。上海にも環状のメトロがあり観光用の地図はこの環状線とその少し外側までを示していますが、比べてみると上海の環状線は山手線並みで、地図の表示範囲は東京23区ぐらいはありました。ということで移動はなるべくメトロやバスを使うようにしないとかなりの距離を歩くことになり非常に疲れます。

数日間上海の街を回ってみた感想としては、まず食事に関しては日本で言えばそば屋ぐらいの普通の中華料理店に入れば値段もリーズナブルでうまい中華料理が食べられると感じました。ただどれも量が多いし飽きるので4人ぐらいで4、5皿頼むのがちょうどいいかもしれません。観光地の店は日本と同じで高いし、まずい感じがしました。もちろん高級店なんて行かないので普通の店のレベルですが。それからタイ料理店には2箇所行ってみたけど、1つ目は少し物足りず、もう1件は全然ダメというレベルでした。ソムタムが完全に少し辛いなますになっていて味のバランスが全然ダメでした。他もいまいちでここには二度と行かないです。それから屋台は非常に安いですが、これがうわさのドブ油かというような非常にくさい油を使っているところもありました。まあとても食べられそうにないので大丈夫ですが、少しでも変だと思ったら食べないほうがいいのかもしれません。まあ安すぎるところには行かないのがいいのでしょう。

食事の料金に関してはレストランは東京の半額から8割ぐらい。飲み物は日本と同じかものによっては高い。他の発展途上国に比べるとかなり割高で水道水が飲めないところでこの値段は結構な負担になるかもしれません。青島ビールの方が安い場合も多いのでヨーロッパと同じ感じです。デパートに行くと日本と同じものが同じ値段で売っています。基本的には買わないので自分にはあまり必要のないところです。基本的には日本より少し安いですがほとんどがメイドインチャイナでクオリティもそれなりですから割高に感じます。

交通に関しては道を渡るのは常に気をつけていないととても危険です。中国は右側通行ですが右折は基本常に出来るルールで信号が赤だろうがバンバン曲がってくるし、歩行者がいるから止まるということはなくクラクションを鳴らしてそのまま突っ切っていきます。歩行者のほうも負けじと信号が赤でも車の隙間をぬってわたってくるし、電動バイク、自転車は基本道路の端の専用レーンを走るのですが逆そうもお構いなしだし、大通りの真ん中を堂々と左折したりしています。ということで基本的にルールはなく常に交通状況に注意してわたることが重要となります。信号を守ってもあまり意味がない感じです。赤なら渡らないですが、青でも渡れないことがあります。

メトロでは降りる人を待ってから乗るということはあまりなくドアが開くと両者がぶつかりながら乗り降りしています。さすがに効率が悪いし、トラブルの元になるので車内や駅のテレビ画面では譲り合って乗るとか日本の小学校で流しそうな基本的なルールについての教育ビデオを流していました。若い人は比較的下りるのを待ってから乗るとか無茶苦茶な道路の横断はしないし、歩道をバイクで走ったりはあまりしないので酷いの基本的におじさん、おばさんです。もう1、2世代たつとマナーも変わってくるかもしれません。そこまで経済成長が続いていればですが。

中国生活でおそらく多くの日本人にとってもっとも困るのがトイレかもしれません。一見きれいなデパートや新しいショッピングセンターでも油断なりません。基本は日本の公園の公衆便所レベルです。空港や展望台のあったSWFCであれば綺麗でウォシュレットがあったりもします。ある程度使う人のレベルが制限されているようなところであれば結構綺麗ですが、誰でも使えるようなところはかなり汚いのを覚悟しないといけません。何でこんなに汚くなるのかと不思議に思うほどです。まず誰も流そうとしないし、それで平気なようです。小は言うに及ばず大のほうも男女関係なくブツが残されていることがデフォルトです。新しいショッピングセンターでは男の個室も自動で流すようにセンサーがついているところもありました。それから子供にはどこでも用を足させる親が結構いました。道路で端のほうならまだしも、ショッピングセンターの床で小のみならず大きいほうもさせている親がいてさすがにこれはカルチャーショックというより明らかにダメ親でしょう。

上海はいわゆる観光地というのはあまりなく見所は少ない街と感じました。住む分にはカルフールなど大型のスーパーが近くにあればそれほど不便ではないかもしれません。メトロやバスも縦横無尽に市内を走っているし、1、2元で乗れるので使いこなせば移動も東京より楽かもしれません。ただメトロは10時台、バスも11時半ごろには終わってしまうので基本的に夜は早いです。その分朝方で生活する必要がありそうです。

滞在後半は会社まで電車、バスで行ってみてどの辺なら通いやすく、買い物にも便利そうかを調べました。そしてネットでいくつか物件の候補を絞り見てみました。もちろん地元の不動産屋に行かないといけないので妻の友達である程度中国語を話せるタイ人とその中国人の友達に手伝ってもらいました。

会社は郊外にあるので市の中心部とその中間当たりで探しました。相場としては100㎡の部屋が新しさや内装に応じて2000元台から4000元台という感じでした。大体3間円弱から5万円程度です。基本的に家具付きで日本と比べると安いです。自分の給料から見ても大分余裕を持って借りられるので、これぐらいであれば日本で働いていたときよりもいい生活ができそうです。このエリアだと大体が10階建て以上のアパートで10棟前後が一つのグループとしてで塀で囲まれ、いくつかある出入り口には警備員が常駐し、塀の上は有刺鉄線ならぬ高圧電流鉄線が張り巡らされており、各棟の場合によっては塀の入り口でもカードキーが必要などセキュリティーはバッチリという感じです。

部屋に関しては内装、家具は部屋によってまちまちでいろいろ見て決めないといけません。基本的に新しい建物が多いエリアなのですが、手入れしだいでは大分古臭く見えます。3件見ましたがどれも広いのですが、家具が古かったり値段が高すぎたりで借りようという気にはなりませんでした。やっぱり夫婦2人で100平米だとちょっと広すぎる気がします。それに通訳を2人介して要望を伝えないといけないし、不動産屋もただ高い部屋ばかり見せようとするのでなかなか望むような物件は見れませんでした。さらに見て周るのは基本歩きで、少しはなれたところだと自腹でタクシーとなるので多くの物件を見て周るのは大変です。次回はもっとネットで絞って、同じグループ内で何部屋か見て周るように予定を組んでいかないと。

上海で暮らす上で最大の問題は中国語ですが、やはりこの旅行で出来るようにならないと結構大変だというのを実感したのと、できるようになりたい、勉強したいという気持ちが出て来ました。買い物だけだったら大して必要ないですし、会社内でもある程度は英語で大丈夫なのですがやはり中国語でコミュニケーションできた方が圧倒的に生活しやすくなるのは確実です。ただ全く何の知識もないで行ったわけではなく、10年ほど前にNHKの中国語会話は結構見ていたのでそのときに覚えた言葉は聞き取れたりもしたし値段を言われても分かったし、漢字なのである程度意味がわかるから比較的とっつきやすいです。少なくとも文字から覚えないといけないタイ語に比べれば断然わかりやすい。まあこちらも勉強しないといけないのですが。

ということで上海に行った感想は自分としてはいろいろと大変そうではあるけれどまあ暮らしていけるかなと思いました。妻は若干違うかもしれませんが。まあショッピングセンターの近くで、いい部屋が見つかれば大丈夫でしょう。中国語は仕事帰りに語学学校に行くか、家庭教師を雇って勉強しようと思います。順調に行けば来週には書類がそろい、ビザを取って移住となります。まあ後2週間ぐらいで準備が整うと思います。それまで多少は中国語を勉強しながらのんびりすごしたいと思います。
[PR]
by Y-Iijima_PhD | 2012-05-25 02:26 | 旅行
バンコクで数日過ごした後はチェンマイ近郊の妻の実家へ。いつもは2,3泊ですが今回は5泊しました。ちょうどタイの旧正月の時期なので名物のソンクラーン(水掛祭り)を見てみたかったというのと、ゆっくりとすごしたかったからです。ということで基本、家でゆっくり食事をして、猫とじゃれたり、洗濯したり、庭木に水をやったりして、昼過ぎから夕方にかけて近場でどこかに出かける(連れて行ってもらう)という感じでした。でかけるのもほとんどお寺でしたが。

b0121425_2258038.jpg

b0121425_2258762.jpg

b0121425_2259647.jpg

b0121425_22591130.jpg


しかし、この毎日おいしいタイ料理、ドリアン、マンゴーなどのトロピカルフルーツをおなかいっぱい食べ、歴史あるお寺をたずね、時間を気にせずのんびりするというのは最高に贅沢なひと時かもしれません。仕事をしていれば年に1,2回しかまとまった休みが取れないし、期間も短いので旅行に行くにしても予定を詰め込んでしまいがちです。まあ日本に帰ってきた今も同じような暮らしをしているんですけど。一応、次に行くところが決まっていて、いつまでも続くわけではないと分かっているからのんびり出来ます。

ということで妻の実家にいた6日間はほぼごろごろしていました。昼は暑いから動きたくないというのもありましたが。それでも1日だけ名物のソンクラーンに参加してきました。ソンクラーンはタイの正月を祝う行事として主にタイ北部で水を掛け合うお祭りとして有名です。滞在しているところもお祭りで有名なチェンマイの近郊なのでなかなか激しそうです。13日から始まるようでしたが、その前から町を通ると水をかけてくる人がちらほらと見えました。水のかけ方も人それぞれで水鉄砲の人からバケツで思いっきり水をかけてきたり、ホースで直接かけてくる人もいます。この時期外を歩くにはずぶぬれになる覚悟が必要です。

近くの町でパレードがあるというので見物にいきました。

b0121425_22595197.jpg


車の荷台などに作られた仏像とか祭壇のようなものにみな水をかけていきます。ついでに一緒に車に乗っている人やその後ろをパレードする人にも容赦なく水をかけます。そしてそのパレードについて一緒に歩いているとこっちまで水をかけられます。おかげで完全にずぶぬれになりました。まあこちらもお返しでしっかり水をかけましたが。お堀の近くでやっていて、そのお堀のにごった水をかけてくる人も多いです。さすがにそれはかけられたくないので反対側の道を歩いていきました。さすがにずぶぬれだと車にも乗れないですが、少し濡れるぐらいなら暑いのでちょうどいいともいえます。この2,3日はそこらじゅうで水を掛け合っているので家の水道は水が出にくくなっていました。タイのインフラがあまり強くないというのもあるでしょうが、それだけ大量に水を使っているんだなというのがわかります。

こんな具合でたっぷり2週間ハワイ、タイと日本はまだ寒い中、熱帯の国を満喫してきました。帰ってきた今もしばらく暇なので平日から映画を見たり、旅行に行ったりしていますが。早く仕事をしたほうがいいかなと思いつつ、まだビザの手続きが終わっていないし、こののんびりとした時間をもう少し楽しみたいという気持ちもあります。まあどんなに長くてもあと数週間で終わりなのでしっかり楽しもうと思います。

b0121425_2301270.jpg

[PR]
by Y-Iijima_PhD | 2012-04-29 23:13 | 旅行

タイ旅行~バンコク編~

ハワイを朝に出発して昼過ぎに成田到着。その後、夕方の飛行機でバンコクへ飛び、到着は夜の10時。ハワイからバンコクは-7時間+1日の時差があるので、この日は体感的には1日が31時間あったようなものです。それでも飛行機に乗っている間は大分寝ていたのであまり時差ぼけは感じませんでした。

いつもタイに来るときはすぐにチェンマイ近郊の妻の実家に行くのですが、今回はバンコクで手続きがあったので3日ほど滞在しました。バンコクに泊まる時は大体スクンビット地区です。今回はロビンソンデパートのすぐ裏にあるホテルに泊まりました。新しくきれいで広めの部屋ですが値段はハワイの3分の1。BTSのアソーク駅のすぐそばでロビンソンが目の前、その隣には新しく出来たターミナル21というショッピングセンターもあり立地はかなりいいです。

着いたのは土曜日で役所に行かないといけないので次の日曜はショッピングにしました。どこかに行くには疲れもあって辛いので。とりあえずターミナル21をのぞいてみるとショッピングセンター自体がテーマパークのようになっていてうろうろするだけで楽しめます。空港や港をコンセプトにしたショッピングセンターでフロアごとにパリ、ロンドン、東京などをイメージしたショップ、オブジェなどがありました。さらに熱帯魚の水槽が沢山置いてあり、ちゃちな水族館より楽しめます。

b0121425_035244.jpg

b0121425_04377.jpg

b0121425_041874.jpg


まあ店自体は普通のショッピングセンターで他のところにもあるような店がほとんどです。基本的にこういうところではあまり買わないので見てるだけです。買い物は大体MBKセンターへ行きます。ここはアキバ、アメ横が混在したようなショッピングセンターです。そこそこのものからバッタモノまで大体アメ横にある店ぐらいの小さな店が並んでいます。日本ではアキバでも売っていないような携帯アクセサリーなんかが大量に並んでいて見ているだけでも楽しめますが、安いのでちょっと面白いものがあったら買ってしまいます。こんな感じで2日目はショッピング。

3日目は朝早く手続きを済ませ、近場へ小旅行に行きました。やっぱり海に行きたいのでパタヤへ行ってみました。交通手段としてはツアーバス、タクシー、普通の路線バスなんかがメジャーなんでしょうが、タイでよくあるワゴン車を使ったミニバスを使っていきました。戦勝記念塔近くのミニバスターミナルからパタヤまで1人100バーツ、およそ300円です。パタヤまでは120kmほどなので格安です。バスのようなタクシーのような感じで希望するところで下ろしてくれて、連絡が入れば途中の停留所というか事務所で客を拾うこともあります。そのため客の人数と目的地によって若干ルートが変わってきます。

バンコクは晴れていましたがパタヤに近づくと雲行きが怪しくなり、この時期には珍しい土砂降りの雨となりました。パタヤにつく頃には雨は上がって晴れ間が出てきましたが、急な雨の影響で道路が一部冠水し渋滞を引き起こし予定より1時間遅れで到着となりました。

パタヤの町では水上スキーとかマリンスポーツが盛んですが、海はあまりきれいではありません。そこで船で少し行ったところにあるラン島へ行ってみました。乗客はやたらとロシア人が多く、船の案内表示もロシア語で書かれていてタイでは珍しく日本語の表記がありませんでした。船着場周辺の店もほとんどロシア語でした。

島の船着場は泳いだりするような場所ではなく、きれいなビーチへは乗り合いタクシーかバイクタクシーに乗るか、レンタルバイクで自分で運転していくしかないようでした。値段的には2箇所以上回るならレンタルしたほうが安上がりなのでスクーターを借りてみました。時間も結構遅い時間だったのでかなり古いスクーターしかありませんでしたが、まけてくれたのでOkとしました。船着場周辺は舗装されていましたが、少し行くと完全なオフロード。砂利道ですらなく土間のような土を踏み固めただけで、でこぼこして水溜りが出来ていたりするような道でした。さらにビーチは島の反対側で日本ではありえないような急坂を登っていかないといけません。ひっくり返るんじゃないかと思うような坂をスロットル全開で何とか登り、下りはフルブレーキでも止まりきらないぐらいです。ビーチはそこそこきれいですがやはり前に行ったクラビ、ピーピー島、プーケットに比べると見劣りするので泳ぐ気にはなれませんでした。

b0121425_036958.jpg


ということでバイクで島を回ることにしました。他のビーチなんかに行くにも山越え谷越えで結構大変でしたが、やはり南国の風を受けて走るのは気持ちいいものです。

b0121425_0381134.jpg

b0121425_0382654.jpg

b0121425_0384716.jpg


ということで島中を走り回って暗くなる前にパタヤの港へと戻ってきました。

b0121425_0392369.jpg


やっぱりビーチはアンダマン海の方へ行かないとダメかな。今度タイに来るときはそっちのほうに行こうと思います。次の日は妻の実家へ向かいました。ちょうどソンクラーンが始まるときです。今回はそれに参加するためにこの時期にしたのでした。
[PR]
by Y-Iijima_PhD | 2012-04-24 00:50 | 旅行

ハワイ新婚旅行3

ハワイ3日目は2日目に行けなかったノースショアまで足を伸ばしてみました。ツアーもあるんだろうけど、やっぱりぶらり旅と行きたいので、市バスを使っていきました。市バスはワイキキなどホノルル中心部では網の目のように走っていますが、それ以外にもオアフ島をほぼくまなくめぐっているようです。運賃はどこまで行っても$2.5。しかも乗ってから2時間以内は一回乗り換えも出来ます。

ノースショアまで行くには島を一周するバスを利用します。東回りと西回りがありどちらも島を一周しているようです。バスターミナルはアラモアナセンターにあるのでホテルの最寄のバス停からアラモアナセンターまで行き、そこで乗り換えです。バスは基本的に1時間に一本だけのローカル路線です。しばらく待つと東回りのバスがやってきましたが、ノースショアへ行きたいというと西回りのほうが早いということなのでその後すぐにやってきた西回りのバスに乗りました。

バスは前日とほぼ同じルートを通って空港方面へ向かいます。途中で結構人が乗ってきますが、道が分かっていると早いものです。途中で、刑務所脇を通りましたがヤシの木が生えていたりしてなんとなくのどかな感じがします。

b0121425_1743107.jpg


その後、空港の脇を通りハイウェイでパールハーバー近くのこれまた前日と追った道の脇を通り、内陸部へと進んでいきます。

b0121425_17432440.jpg


パールシティを越えると山、谷、ジャングルとワイキキからは想像できないような荒々しい火山島の景色が広がってきました。ちょうど映画のワンシーンのような感じです。その後、高級住宅街を通り抜けると、ドールのパイナップルプランテーションを通り過ぎます。あたり一面パイナップルだらけです。

b0121425_17443079.jpg


延々続くパイナップル畑を抜けるとようやく海が見えてきました。とりあえずここいらで一番メジャーな町ハレイワでバスを降ります。海岸近くで降りてみましたが特に何もない感じです。サーフィンで有名なようでサーフショップは結構ありますが、それ以外は。海も砂浜はあまりない感じです。もともとワイキキも人工のビーチでオリジナルはこちらなのでしょうが。近くの川ではカヌー遊びなんかをしている人たちがいました。

b0121425_17444784.jpg


マンゴーの木があったりしてのどかな田舎町の雰囲気です。

b0121425_2223694.jpg


とりあえずバス停近くの店で昼食を取り、町を散策。コーヒーを飲みたかったので探したけど、カキ氷屋ばかりでカフェが見当たりません。小さい町だけど隅々まで探してようやく1軒見つけました。できればハワイ土産のコナコーヒーを味見してみたかったのですが、どこでも見かけるコーヒーだけでした。土産としてはどこでも売っているのにワイキキでもコナコーヒーを飲める店は見かけません。コーヒーを飲みながらWiFiが使えたので次の目的地とバスの時間を調べます。バスの時間はバス停には書いていないのであらかじめ時刻表をどこかで手に入れておくか、ネットで調べないといけないようです。

次は島の北端に近いタートルベイリゾートというところへ行くことにしました。ここからは海岸線に沿ってバスは北上していきます。基本的にひなびた感じで、道路もでこぼこで田舎の海岸通と言う感じです。海岸はほとんど岩場でところどころ砂浜がある感じ。波はかなり荒いのでサーフィンにはよさそうです。逆に言えば泳ぐには適さないかもしれません。水も冷たいし。

b0121425_22451526.jpg

b0121425_22454394.jpg

b0121425_22455846.jpg

b0121425_22464087.jpg


タートルベイリゾートには一部砂浜があり泳いでいる人もいますが、水も冷たいし、囲われていても波は高め。周囲は岩場が広がっています。大きなホテルがあってその脇にはなんかモンハンに出てきそうなモニュメントが。

b0121425_2247793.jpg


タートルベイという名前でしたが残念ながら海亀を見ることはできませんでした。その代わりイタチの仲間が顔を出しました。

b0121425_22491574.jpg


これでノースショアの雰囲気も味わえたのでワイキキへ帰ることにしました。乗ったバスは今まで来たのと同じ方向に進むバスだったので島をほぼ1周することになりました。ハレイワから乗って2時間以内だったので乗り換えチケットで乗れたので島1周するのに$5しかかかりませんでした。時間は5時間ぐらいかかりました。

次の日の朝の便でハワイを後にするのでこれで観光は最後です。最後の晩餐としてカニ、ロブスター、ステーキ食べ放題の店へ行きました。最初の昼もここへ来ましたが、種類が多いので一番バランス良く食べられます。ハワイでは食事がやはり一番困りました。観光するにはもう何日かほしいところですが、食事が厳しいです。次の日はタイへ向かうので早く本場のタイ料理が食べたくなりました。
[PR]
by Y-Iijima_PhD | 2012-04-23 01:23 | 旅行

ハワイ新婚旅行2

ハワイ2日目は朝8時からバイクレンタルを開始。説明もそこそこに早速ハワイの道を走り始めました。ハワイは右側通行ですが、それ以外の交通ルールはほぼ同じ。右折は信号が赤でも車が来ていなければ大抵の場所でしてもOkというのが大きな違いでしょうか。車だとさらに左ハンドルで操作も混乱しがちですが、バイクの場合、基本的には左側がギア系統、右がアクセルとブレーキなので大きな違いはありません。ウインカーは大体左ですが、今回借りたバイクは左右にそれぞれついているのが少し違うところでした。まあ排気量が1200ccで大きさも重さも今まで乗ったのよりあるというのが一番の違いですが。あとヘルメットはしなくてもいいけどサングラスなど目を保護するものをつけないといけません。まあ両方つけましたが。

朝早く、交通量もまだ多くないのでとりあえずゆっくり走ってみました。アクセルはさすが排気量が大きいだけあって少しあけただけで力強く加速します。音もちょっとうるさいけどいい感じ。シフトチェンジもスムーズにいきます。ただ2人乗りというのもあるのかもしれませんが、時速20km程度だとかなりギクシャクした動きになります。アイドリングだと結構ガタガタします。もともとある程度のスピードで流す感じの走りを目的にしたタイプだからのろのろ運転には不向きなのかもしれません。50kmぐらい出すと安定感がでてきます。重量はあるけど車高が低く両足がべったり着くので倒す心配はありません。

まずは慣らしとしてすぐ近くのダイアモンドヘッドまで行ってみました。ワイキキを抜けるとすぐに坂道が始まり、海岸沿いを走っていきます。結構眺めがいいです。しかしこのタイプのバイクは坂道が苦手なのでエンジンがかなりがんばっている感じがします。本来は低めの回転数でドコドコという音と振動を味わうタイプですが、坂道は1速か2速じゃないと全く登れないのでハーレーらしからぬ音を出しています。そして、たいした地図も持っていなかったので早速曲がるポイントを通過してしまい迷います。知らない土地でナビなしは結構大変です。日本でもバイクだとよく道を間違えますが。しばらく高級そうな住宅街を爆音をとどろかせてさまよい、一瞬ハイウェイに迷い込んだりしながら何とか経路に復帰しダイアモンドヘッドのクレーターの中心に到着しました。それにしてもワイキキから少し離れただけで山あり谷ありの険しい道だらけです。スポーツタイプのバイクのほうが断然走りやすそうです。

b0121425_231369.jpg

b0121425_231879.jpg


ダイアモンドヘッドの火口跡は登山道の入り口になっていてここから1時間半ほど上ると頂上に着くようです。しかし、そんな時間もないし、暑いので上りたくもないので少し散歩するだけにしました。周囲を囲まれていて出入り口は駐車場までのトンネル一つのみでここが火口だったんだというのは分かりますが、芝生に覆われまわりに木もたくさん生えている穏やかな景色です。

次の目的地は妻の希望でこの木何の木が生えている公園です。ここも大体の場所は前もって調べてはいましたが、当日もって行った地図には書いていないし、そもそも公園の名前も覚えていなかったので大体この辺だろうという勘を頼りに行きました。どの通りかを調べていなかったので空港の近くだったぐらいの情報しかありませんでしたが。

再び、ワイキキを抜け、前回学会でよく行ったコンベンションセンターの前を通り、ホノルルを西へ空港方面へ走っていきました。ハイウェイを使えば早いでしょうが、危なさそうなので一般道のみで行きました。地図で東西に伸びる大通りを行けば大丈夫だろうぐらいの感じで。少し走るとダウンタウンにやってきました。王宮やらカメハメハ大王の像の前を通り、中華街を抜け、どんどん郊外に出て行きます。道は比較的分かりやすいですが、中心部を過ぎると道がかなりガタガタでところどころ凹んでいたりします。車だと気にならないですが、バイクはちょっとバランスを崩しただけで命取りになりかねないので路面を良く見て、避けながら進まないといけません。基本ゆっくり走っていたのでキープライトで一番右車線を走っていましたが、そこは右折専用レーンで仕方なく右折するしかないと思っていってみたら、軍の施設であわててUターンとかいろいろ道に迷いました。さらに右折専用レーンで仕方なく曲がったらハイウェイで流れに乗るために仕方なく加速。とっとと下りようと思って右側を見るとなんか見たことがある木が見えました。そして前方にアラモアナガーデンの文字が。そういえばそんな名前だったなと思い、入ってみると当たり。ここが目的のこの木何の木がある場所でした。ハイウェイ脇からしかこれないようで偶然、不幸中の幸いと言う感じで見つけることが出来ました。

公園に着いたときは車が数台しか止まっていなくて静かな公園だなと思いました。しかし、その直後、観光バスが2,3台やってきました。下りて来たのはもちろん日本人の団体客でした。この公園は市バスなどの公共交通手段では来ることが出来ないので、レンタカー、バイク、観光バスじゃないと来ることが出来ません。でもこんなところにわざわざ来るのは日本人ぐらいです。ということであっという間に日本人の団体さんに占拠されました。

b0121425_2312162.jpg


目的はもちろんこの木何の木なので他のものには目もくれず、そのただ1本の木に集まります。そしてものの10分程度で去っていきました。どうせすぐ帰るだろうと思って待っていたら予想通り、1本の木の写真だけ取って皆さんかえって行きました。この公園、他にも大きな木が結構あって、古い建物もあったり、のどかでよさそうなところですが。団体さんが帰った後は元の静かな公園に戻りました。ちょうど写真を撮ろうと思ったときに現れたので、帰って静かになってからあらためて写真撮影。ツアーであわただしく、他の人たちと一緒に行動するというのはやはり自分には合わないなと感じました。

b0121425_231394.jpg

b0121425_232241.jpg

b0121425_2321811.jpg


これで当初の目的は大体果たせたのですが、まだ4時間ぐらいあるので次の場所へ。時間があればノースショアへとも思っていたけど、時間的に無理だし、ハイウェイを通らないといけないのですぐ近くにあるパールハーバーまで行くことに。しかし、ここは全く下調べをしていないので大雑把な地図と道路の案内標識のみが便りです。とりあえずあたりをつけた大通りを走り、パールハーバーの文字を探しながら進むと、博物館らしきものがあったのでいってみました。この辺いったいがパールハーバーという感じで一般人はおそらくここぐらいしか来れないでしょうから当たりでしょう。

入場料は無料ですが、バッグは持っていけないのでクロークに有料で預けます。そして撃沈された船を見るツアーは何千円もかかるので却下。敷地内で無料で見れるモニュメントや展示物を見て回りました。

b0121425_2332388.jpg


ここには撃沈された船と乗組員の名前が書かれたパネルが置かれていました。日本人にとってはあまり進んで来たいと思うようなところではないですが、真珠湾奇襲攻撃の際の様子がいろいろと展示されていました。

見終わった頃には結構いい時間になっていたのでバイクを返却すべくワイキキに向かいました。さすがにもと来た道を戻ればいいので帰りはスムーズに30分程度でダウンタウンまで来ました。行きは1時間ぐらいかかったけど。しかし、そこで帰宅ラッシュの渋滞にはまり返却30分前にワイキキに到着。バイクショップはすぐだけどガソリンを入れて返さないといけません。ここで前回泊まったホテルの隣がガソリンスタンドだったことを思い出しました。ワイキキに入ってすぐのところでバイクショップへの帰り道の途中です。セルフ式でやり方に少し戸惑いましたが、無事給油して10分前に返却完了。

b0121425_2342014.jpg

b0121425_2344555.jpg


ハワイの風を受けて走るのはなんとも気持ちのいいものでした。さすがに直射日光の下、信号待ちは結構暑かったけど走り出すと半袖では肌寒い感じで、安全のためにも長袖にして良かったと思います。今回はコンタクトにサングラスをしていたけど、50km以上出すと目の渇きが尋常じゃないということがわかりました。ドライアイになってかなり痛くて危ないです。裸眼に眼鏡かシールド付きのヘルメットのほうがよかったと思いました。もしまた乗る機会があればこの辺にも注意しておきたいところです。
[PR]
by Y-Iijima_PhD | 2012-04-22 00:47 | 旅行

ハワイ新婚旅行1

退職したことで次の仕事まで時間が出来たので半年遅れの新婚旅行に行ってきました。行き先はべたなハワイ。タイ人の妻は結婚してアメリカの観光ビザが取れるようになったので記念に行きたいと言うことで行ってきました。自分は1年少し前に学会で行ってきたので2回目です。前回はほとんど学会会場とホテルの往復、少しだけワイキキ散策程度でしたが今回は100%遊びです。やっぱりハワイは仕事で来る場所じゃないでしょう。

ハワイ行きは夜行便ぐらいしかないのですが、出発日は午後から台風並みの嵐。欠航にならないか心配でしたが、数時間遅れで風が収まってきた深夜12時に出発。通常成田空港は夜10時までですが、この日はまだ着陸待ちの便もあったので深夜まで営業でした。ハワイ到着は早朝の予定でしたが遅れのため昼ごろになりました。まあ寝不足で早朝着いてもやることがないのでちょうどいい時間帯になりました。

ハワイの天気は打って変わって快晴。気温は27,8度で暑いは暑いが我慢できないほどではない。この暑すぎず寒くない気候は最高です。今回の宿はワイキキの端。動物園の向かいでダイヤモンドヘッドが良く見えます。

b0121425_03236.jpg

b0121425_0321585.jpg

b0121425_03259100.jpg



初日は基本的に特に何もせずワイキキをぶらぶらしました。まだ寝不足だし。前回ワイキキに1週間もいたのでもう土地勘はあります。まあそもそもワイキキは大して広いエリアではないですが。基本的に今回はワイキキ以外をメインで行こうと思っていました。そこで次の日の足をチェック。

今回の旅行でやってみたいと思っていたのはハーレーでクルージングです。せっかくバイクの免許も取ったんだし、ハワイの風を受けてバイクに乗ってみたいと思っていました。それにアメリカは排気量の制限がないのでいきなり大型でも乗ることが出来ます。免許を取って日も浅いのに海外で大型でタンデムするのは結構無謀かもしれませんが、レンタルで練習としてハーレーと同じクルーザータイプのドラッグスターにも乗ったし、トルクのあるグラディウスにも乗ったのでゆっくり走れば何とかなるでしょう。2人乗りなので重量が倍になるから実質的には半分のパワーでしょうし。

それでネットで調べておいたレンタルバイク店へ直行。そもそも足が届くかから心配ではありましたが、ためしにまたがってみたバイクが車高が低いので足つきはバッチリ、ステップの位置も自然な位置で非常に操作しやすい、重量も2人乗ってもまたがったまま前後に移動できたのでこいつに乗ってみることにしました。1200ccのものでしたが、レンタル料金は99$と日本に比べるとかなり安いです。しかし、デポジットとして1000$、免責額も大きいなど保障のほうは基本自己責任の感じです。まあ個人営業だからその辺は仕方ないと思います。

b0121425_0332081.jpg

b0121425_0332614.jpg



次の日の足を確保した後はワイキキのビーチで夕日を見て、とりあえずアラモアナセンターをぶらぶらしてきました。まあブランド品とか夫婦ともに興味がないので何も買わないですが。ここで困るのが食事です。前回も思ったけどハワイの飯は基本量が多く、バランスが悪く、うまくない。1人分を2人で食べても多いぐらい。野菜がほとんどなく大量の肉が出てくるのでジュースかフルーツで栄養バランスを確保。うまくないのは仕方ないのであたりを願って後は我慢するのみ。ということでハワイにいる間食事には苦労しました。いいと思ったのはステーキとパイナップルぐらいですね。

初日は多少時差ボケもあるし、そもそも寝不足だし、次の日のレンタルが8時からなので早めに就寝。本格的な旅行は次の日からです。
[PR]
by Y-Iijima_PhD | 2012-04-19 00:38 | 旅行

仙台、石巻訪問

先週末に仙台の被災した親戚を尋ねてきました。妹が先日結婚したのですが、さすがに経済的にもまだ厳しいので披露宴に呼ぶ代わりにこちらから出向くことにしたのでした。自分も昨年結婚しましたが式も挙げてないし、しばらくあっていなかったので妻の紹介もかねての来仙となりました。

家族6人と言うことで実家の車で出発。途中で休憩を取りながらですが7時間ぐらいかかりました。さすがに郡山を越えると道のがたつきがひどく、まだまだ完全には復旧していないんだなと言う印象を受けました。到着したのは夕方なので一休みしてから親戚と集まる料理屋へと向かいました。

親戚と会うのは5,6年ぶりです。従姉妹は3姉妹ですでに全員子供がいます。しかし、しばらくあっていなかったのでどの子が誰の子供だか分からないと言う状態でした。従姉妹は全員実家を離れていますが、その実家が今回の津波でさらわれてしまいました。おじさんからは知り合いが何人も亡くなったとか、いろいろと生々しい話を聞きました。従姉妹の一人はちょうどそのとき実家にいて、迫り来る波から辛くも逃げ切ったとのことでした。さすがに最近はそのときのことを思い出すのか、体調が優れないそうです。

次の日は、彼らの実家があった石巻市雄勝町へ向かいました。途中の道はところどころ崩れていたりして地震の爪あとが見られました。しかし、道中に見える町の風景は特に変わったところは無いように見えます。石巻も市街地はいたって普通の感じがします。そのまま北上川まで出て、堤防を海の方角へ走っていきます。途中の公園には仮設住宅が立っていて、いよいよ本当に被災地といった感じのするところまで来ました。

堤防の上の道をしばらく走っていくと広大な空き地が広がっていました。

b0121425_2293355.jpg


この辺を通るのは15年ぶりですが、確か家があったはず。そうすべて津波で破壊され、今は瓦礫も撤去され更地になっているのです。こんな感じでかつては家があったはずのところが延々と続きます。瓦礫もないのでもともとどんなところだったのか全く想像もつきませんが、被害の大きさはうかがい知ることが出来ます。しばらく進むと雄勝町へ向かう山道へと分かれる交差点にやってきました。この交差点の少し先にあるのが何十人もの生徒が犠牲になった大川小学校です。すぐ裏は山になっているのですが皆この堤防のところに非難していたため波にさらわれてしまいました。

b0121425_2295169.jpg


こんな川からほんの少ししか離れていないところに避難したようです。しかし、津波は堤防を乗り越えてきたため多くの命が失われる結果となりました。

b0121425_2295552.jpg


そのすぐ脇では看板がなぎ倒され、護岸ブロックも崩れています。

ここから雄勝町までは山を登り、トンネルを抜けていきます。山道はかなりがたがたになっており、ところどころ崩落していたりしてまだ十分直されてはいませんでした。トンネルを抜けしばらく下ると雄勝湾が見え、町も見えてくるはずですが、いまではほとんど何もない更地しか見えません。一番山に近い比較的標高の高いエリアでさえも完全に波に飲まれてしまったようです。海抜2,30mはあるところの橋でさえ津波が乗り越えていった跡がありました。

実際に町に入ると様子は一変していました。まあ15年前だからはっきりと覚えているわけではないけど、商店街なんかがあったはずの場所は完全にただの空き地になっていました。

b0121425_22101332.jpg

b0121425_22115144.jpg

b0121425_221258.jpg


残っているのは鉄筋コンクリートの建物がいくつかだけ。もちろんこれらも完全に水没したので中は何もなくなっています。完全に廃墟と化しています。そして周りには大量の瓦礫が集められていくつも山が出来ていました。有名になったバスが乗っかった公民館は3月10日にバスが撤去され、普通の廃墟になっていました。残しておこうと言う話もあったようですが、従姉妹のように見るたびに恐怖と悲しみを思い出してしまう人がいるため撤去されることになったようです。

しばらく海沿いに進むと見えてきた病院も完全に廃墟になっていました。

b0121425_22122095.jpg


そして町の中心部から2,3km行ったところの親戚の家、母の実家でもあった家があったはずの場所へやってきました。

b0121425_22124789.jpg


もう完全に何もなくなっていました。古いけど結構大きな家がここにはあったはずです。残っているのは大きな庭石ぐらい。隣にある家は流されずに残っていますが、よく見ると2階の天井までダメージを受けていてとても住める状態ではありません。このエリアは後ろの山の中腹に見えるブルーシートのところまで水が来たそうで20mぐらいにはなったと思います。そうなると2階建ての家は完全に水没してしまいます。何かむなしさを感じました。

戻る途中でよった雄勝町の町役場も完全に機能を失っていました。

b0121425_22132989.jpg


見る限りまともに住める家は数えるほどしかなさそうだし、実際ほとんど更地になっていて家を建て直すこともないので人口は激減しています。細々と漁業を再会している人もいましたが、復興とは程遠い状況にあり、その目途なんか立つはずもないというのが現状でしょう。

帰りはさらに石巻の海沿いを通ってみました。市街地は郊外型の店が多く立ち並び特に何事もなかったかのようです。しかし、そこから少し海側に進むと景色は一変します。雄勝に比べ平らで住宅も多く立ち並んでいたいはずのいったいが完全に廃墟と化していました。

b0121425_22142788.jpg


缶詰会社のオブジェも横倒しになっており津波の威力が伺えます。

b0121425_22143250.jpg


そして日和大橋をこえるとこの地域の被害の甚大さが伺える巨大な瓦礫の山が見えてきました。

b0121425_22145366.jpg


流されて使えなくなった車も山積みになっています。

b0121425_2215497.jpg


その先には震災後、火災になり無残な姿になった門脇小学校が見えてきました。

b0121425_22151591.jpg


まるで戦争の跡を見ているかのようです。広大な空き地を見ていると昔行ったアウシュビッツが思い出されます。

b0121425_2217823.jpg


アウシュビッツ2とよばれるビルケナウは今ではほとんど何も残っていないところですが、そこでは何百万とも言われる人が殺害されました。それとはもちろん事情も違うし、こちらは自然災害によるものですが、どちらもただ空き地を見ているだけで、ここで多くの命が失われ、住む家をなくした人たちがいるというのが感じられます。瓦礫が散乱しいる状況もすさまじいものがありますが、すべてなくなってしまった後でもそういうむなしさを感じさせる場面でした。

テレビやなんかで津波が町を破壊していく映像は嫌と言うほど見ましたが、実際に現地へ行って自分の目で見て、被害にあった人の話しをじかに聞いてみると衝撃映像とか言うレベルのものではない、現実でしかも現在進行形のものであるというのが実感できました。
[PR]
by Y-Iijima_PhD | 2012-03-22 01:12 | 旅行

ぶどうの丘

最近週末は教習所に行っているので遠出をする機会がなかったので、祝日ということで勝沼ぶどうの丘まで行ってきました。最寄り駅はその名も勝沼ぶどう郷。新宿から中央線の快速と普通列車という特急料金のかからない電車でも2時間でつきます。遠くはないけど近いともいえない微妙な距離です。普通に乗ると片道で2000円以上かかりますが、ホリデーパスを使えばで大月まで乗り降り自由で2300円。大月、勝沼ぶどう郷の往復分800円を足して3100円で往復できます。しかも帰りに区間内はどこでも寄り道できます。数年前にたしか18切符が一枚あまったから行ってみたことがありました。

b0121425_055758.jpg


昼過ぎに到着。ここからぶどうの丘までは300円で市内を回るバスでも行けますが、歩いても15分程度です。駅の向かいにある盆地にぽつんと突き出た丘の上にあります。

b0121425_075317.jpg


ぶどう郷と言うだけあって駅周辺はどこもかしこもぶどう畑。しかし、シーズンはもう終わっていてほとんど葉を落としています。

b0121425_093795.jpg


しかし、ぶどう狩りのシーズンが終わったなら今度はそのぶどうを使って作ったワインのシーズンです。今年の新酒もできたころなのでこれらも味わうのが今日の目的です。ということでぶどう畑の間を進み丘を登ると到着。駅の反対側は甲府盆地が一望できます。

b0121425_0125865.jpg

b0121425_013253.jpg


道中、駅の回りも店がまったくなかったので併設のレストランで昼食。それなりに高いですが味は結構良かった。そしてお目当てのワインカーブへ。ここでは1100円でタートヴァンという器を買うと置いてあるワインが試飲し放題になります。

b0121425_0271270.jpg


置いてあるワインは赤、白、ロゼで白は辛口から甘口までロゼは主に甘口、赤は甘口が少しとライトボディがメイン。試飲用にあけてあるだけで100種類ぐらいはあるんじゃないかな。本来の試飲は口に含んで味わったら吐き出すのですが、そんなもったいないことはしないのでとにかくのめるだけ飲むことになります。

白は大体が甲州を使ったもので辛口の比率が多目。ワイナリーが違うだけで地域もぶどうの品種も同じなので味は似通っていますが、その分値段と味が比例するような感じになっています。酸味が強くあっさりした風味のものがほとんどです。ヨーロッパとかカリフォルニア、オーストラリアのものに比べると癖は少ないかもしれません。その分、個性が小さいともいえるかな。甘口は白、ロゼともシンプルな味ではあるがなかなかいける物が多かったかな。基本、生食用のぶどうを使っているのでワインに最適というわけではないので。ナイアガラはちょっとにおいがきついけど、巨峰はかなり良い感じ。ピオーネはさらに甘くシロップのような感じだけど香りが弱い。バランスは巨峰の方が良かった。

赤はマスカットベリーAを使ったものが多く、ほとんどがライトボディ。しかし、このベリーAは一本、一本味が違うと言うかたまにしかいいと思えるものがないと言うのが正直なところ。それでも同じ値段の輸入ワインに勝てるとは正直思えませんでした。ピノ・ノワールとかメルローを使ったものもありましたがこれはカリフォルニア、オーストラリアにはかなわない。やっぱり日本の赤はまだまだなのかな。

と言う感じで一通り試飲して1時間半ぐらい飲みまくりました。そしてあまり良い評価は書いていませんがお土産用にも結構買いました。その後、一休みして酔いを醒ましてから併設の温泉へと向かいました。

b0121425_0131620.jpg


3時間以内の利用で600円、クーポンがあったので500円とかなり安いです。お湯はややぬるめでアルカリ性のためつかるとぬるっとします。露天もあって長湯してものぼせないちょうど良い温度で、甲府盆地の夜景を眺めながらのんびりと使っていました。

そして再び2時間かけて新宿まで戻りました。帰りはがらがらの中央本線と高尾から始発でこれるので楽ちん。新宿で今日の締めにルミネの地下にあるタイレストランで夕飯。前にも行ったけど屋台風の店で味はしっかり辛い本場の味、値段も他の店より安めというお気に入りの店。ソムタムのついたイサーンセットと辛いサラダでローカロリーだけど満腹になる食事で締めて今日一日、休日を満喫しました。
[PR]
by Y-Iijima_PhD | 2011-11-24 01:02 | 旅行

タイ旅行

いつのまにか9月になってしまいましたが、予定通り先週からタイに来ています。ここ1カ月ぐらいタイ語の勉強を始めたのでタイ文字のメインとなる子音はだいぶ分かるようになりました。後は母音と声調を覚えていけば一通り読めるようになると思います。今のところ単語力が全くないので会話なんかできるレベルではないですが、地図や商品の名前は少しわかるようになりました。昨日までチェンマイというか近郊のランプーンという町にいました。もう3回目で4月にも来たばかりなので、とくに観光するよりは地元のマーケットを回って日本では見られない食材を見たり、いろいろ食べてみたりするほうが楽しいです。ドリアンも毎日のように食べています。雨季で毎日豪雨になるのであんまり観光に適していない時期というのもあります。気温は東京と大して変わらないですが朝晩は比較的涼しく感じます。何より仕事をしなくていいのでストレスもなく特に何もしないのが一番リラックスできます。

日本では首相が交代したようですが、誰がなっても大して期待できないですが少なくとも民主党内ではまとまってもらわないとますます何も進まなくなりそうです。タイも先月政権交代があってタクシンの妹が首相になりました。ここ何年もタクシン派と反タクシン派の間で争いがありましたがいまのところ平静を保っています。

発展途上国に来ると感じるのは都市部の発展の様子というかその勢いです。4月と比べてもバンコクには変化があったように感じます。東京だとちょこちょことかわるぐらいで、もう発展し終わった感がありますがここではまだ新しいビルが建ち、BTSが延伸されていたりします。それと同時に貧富の格差の大きさも感じます。道端では物乞いがそこらじゅうにいるし、路地を入れば底辺レベルの生活をしている人たちがたくさんいます。BTSに乗れば運賃は数十円から数百円ですがそれを負担することを特に気にしないでいられる層の人たち(観光客含め)ばかりですが、バスは運賃が10円ほどで学生やあまり裕福でない相が主に利用しています。道は基本的に渋滞しているのでそれを避ける移動手段としてBTSやメトロができましたが、昔ながらの移動法としては運河やチャオプラヤ川を進む水上バスがあります。電車が通っていない王宮などのある旧市街へアクセスできるので結構重宝しますが、料金は端から端まで行っても50円もしません。これもものすごいボロ舟というかエンジンを付けた鉄枠にビニールのカバーをかけただけのようなものです。

それで今日はこの船を活用してワットプラケオとワットポーに行ってきました。最初に来た時は気付かなかったけど、タイ人は入場料がかからないということです。外国人はワットプラケオの場合は400バーツも払わなければなりません。まあこれもタンブンと考えて気前よく払っておきます。タイ人も入場料はかからなくてもお供え物や寄付でそれなりに払っていますから別段不公平と思うこともないです。

ワットポーではマッサージを受けたかったのですが行列ができていたので近くの店に行きました。ワットポーで習った人がやっているとうたっているけどそもそも本当なのか本当だとしても全員なのかわかりませんが、ワットポーの半額(とはいっても相場よりは少し高め)でやってくれます。タイマッサージは結構受けていますがたいていパワフルなおばちゃんがマッサージしてくれます。しっかりもみほぐしてもらってガチガチだった肩もかなりほぐれて肩こりが軽くなりました。その代りマッサージは結構痛かったですが。基本的に悪いところがなければ非常に気持ちいいんですが、どこかこっていたりしなければマッサージを受けようとは思わないでしょうからそれなりに痛いものです。でも終わった後はかなりリフレッシュした感じがします。暑い町中を歩いた後に1時間ほど冷房の利いたところで横になっていたからという部分もあるでしょうが。

ということであと2日居る予定ですが、基本買い物しておいしいタイ料理(旅行中は基本タイ料理しか食べない、というか日本でも毎日タイ料理だけど)を食べてマッサージを受けることがメインです。日本は台風が近づいているようで予定通り帰れるかはわからないですが。

b0121425_2243215.jpg
b0121425_224040.jpg

[PR]
by Y-Iijima_PhD | 2011-09-01 02:27 | 旅行

上海視察旅行

4泊5日で中国へととある会社の視察旅行に行ってきました。ただ今回は有給をとって行ったので完全自費です。その分、行動は完全自由です。ハワイの時もそうだったけど、学会なんかにかこつけていくとなんだかんだと面倒なのできっぱりと旅行には自費で行ったほうがいいです。

初日は到着が夜だったのでホテルへ直行でした。10時近くだったので乗ってみたかったリニアは営業終了。タクシーで向かいました。市内までは約30km程で約1時間の道のり。料金は2000円弱でした。タイよりは高いけれど初乗りは12元(約150円)で日本より格段に安いです。

2日目は朝に会社の人にピックアップされ上海の本社へ移動。上海も梅雨前線がかかっているのでこの時期は基本的に雨のようです。時折強く降ったりもしました。朝9時前でちょうどラッシュの時間だから車も大渋滞です。このへんもバンコクと似た感じ。

会社は郊外の学園都市のようなところにあり、周辺にはマイクロソフトやインテル、東レ、花王などのオフィスなり工場もありました。

b0121425_20425089.jpg


そして会社内で主にドクターを持っていて英語が話せる人と色々ディスカッション。その後何故か中国語のみが飛び交う熱い会議に参加させられ、昼食後でわからない言葉を話し続けられるという非常に眠くなる状況をこらえていました。会議が終わると今度は別のところにある支社を見せてくれるということで車で移動になりました。別のところと言っても上海から400km程も離れたところにあるそうです。ちょうどヨーロッパの有名な会社から商談に来ていた人とその案内の人も行くということなので、皆で連れ立って出かけることになりました。

上海からその支社がある江蘇州の濱海という町まで高速道路をひたすら北上していきます。道路は非常によく整備されていてゲートはETCもあるし、日本のものよりきれいな感じでした。しかし、運転するのは皆中国人。素晴らしいドライビングテクニックの洗礼を受けました。もうとにかく飛ばしまくります。雨が降っているにもかかわらず120から140kmで飛ばし、車線変更もひっきりなしにします。これで3時間以上ギュウギュウ詰めの車で行ったのでかなり疲れました。そして着いた町では心のなかでこれぞ中国だと叫んでいました。学校の社会科の授業のイメージだと自転車大国ですが、さすがにこれは昔の話で今は殆どがバイク、スクーターです。しかも排ガス規制のため大部分が電動になっています。このへんは一気に最先端のものを取り入れることができるので変化が早いのだと思います。しかし、その走るさまはイメージそのもの。町中はもう無法地帯といった感じでバイクが縦横無尽に走っています。横に2列、3列に並ぶのは当たり前で、2車線のど真ん中を悠々と走っています。クラクションを鳴らしても一向に道を譲らないし、脇道からは車もバイクもどんどん割り込んでくる。信号でも右折はいつでもOK的な感じ(中国は右側通行)でどんどん車が曲がってくるし、歩行者がいてもお構いなしで優先するなんてことはありません。歩行者もあたりかまわず道を横断する。お陰でひっきりなしにクラクションが成っていてとてもうるさいです。

着いたのは夜の7時ぐらいだったので夕飯になりました。豪華なレストランに連れて行かれ中華料理のフルコースとなりました。しかも町の有力者たちも同席しているという多分に政治的な意味合いもある食事会でした。まあこの辺は大学のほうがあからさまなので特に違和感は感じませんでした。むしろ地元活性化のために企業を誘致したい行政と良い条件でやっていきたい企業の利害が一致しているので、こっちのほうが健全な気がします。さらに強力な焼酎を一人ひとりと乾杯しなければいけないというなかなか厳しいものでした。お陰で後半からホテルまで記憶がありませんが、まあ粗相はしなかったはずです。むしろいい飲みっぷりで信用が高まったような感じでした。しかし、このフルコースがこれから連日昼夜と続くことになったのでそっちの方が辛かったかもしれません。美味しいんだけれど毎日はきついです。

会社見学の方は3日目から。商談に来ていた人がちゃんと取引できる品質のものを作っているかの視察をして回っていたので、一緒に回って設備を見つつその人の評価を聞かせてもらいました。敷地はかなり広くバルク製品からその自社製品を使った商品開発もしているようで、いろいろな設備がありなかなか面白いものでした。視察した人の評価も上々のようで早速小規模からの取引を始めたようです。

b0121425_22341573.jpg


午後はその会社がある新興工業地域の開発責任者に会うこととなりました。元々は農村でGoogle Mapの写真でも畑のままの地域ですが(今も半分以上は空地か建設中だけど)、急速に発展している感じです。日本の有名化学会社も進出を決めているようです。かなり広大な土地でその地域用の発電所もあり、港もあり鉄道もすぐに開通予定で新たな高速道路もできるようなのでまだまだ急速な勢いで開発が進んでいくことでしょう。今はまだ何も無い田舎ではあるけれど1年でも大分変わるだろうし、5カ年計画のようでそれが終わる頃には全く違う街に変わっているんだろうなと思います。日本も昔はこういう時代もあったんだろうな。

自分的にはもう満足で帰りたかったのですが、会社の人達はまだ仕事があるということで一人では帰れないしもう一泊することになりました。この夜も違うメンツでまた飲んで食べてカラオケまで連れて行かれてかなり疲れました。4日目は基本的にやることがなかったのですが結局夜まで仕事があるということで適当に研究所を見て回ったりして時間を潰し、また4時間ぐらいかけて上海に戻ってきました。ホテルに着いたのは夜の11時。雨だったのでホテル周辺をぶらついて腹ごしらえしただけ。結局観光は一切なしで上海はほとんど見て回りませんでした。まあ2日目以降の費用は全部向こう持ちだったので文句は言えないですが。この辺公費で行っていたら面倒なことになったでしょう。

最終日は昼過ぎの飛行機だったので朝食がてら周りをぶらぶらし、11時頃チェックアウトして空港へ向かいました。せっかくだからリニアに乗りたいと思っていましたがいきなりの土砂降り。駅まで行くのも面倒になったので結局タクシーで向かいました。空港近辺ではリニアと並走していたので見ることは出来ましたが、120kmでぶっ飛ばすタクシーの横を一瞬で通り抜けていきました。早すぎて凄さを感じることすらできませんでした。最高時速は430kmで約30kmを7分半で結ぶそうで、乗り継ぎがよければタクシーで1時間近くかかるところを10分そこらで行けてしまうことになります。

しかし、この上海のリニア自分は上海万博の頃まで知りませんでした。開業は2003年だからずい分前です。でも日本ではあまり報道されなかったのでは?何十年も実験をやっている手前、さっさと営業運転を始められてしまって面目丸つぶれな感じだったからでしょうか。最近は東京―名古屋間で営業運転をするとかで議論になっているけどまあ無理なんじゃないのと思ってしまいます。土地の買収費用、建設費も莫大だし、超伝導磁石なんてランニングコストが掛かりすぎて採算性はなさそうだし、そもそも需要はあるのか?できたとしても何十年後で少子高齢化が進み、今回の電力不足が企業の海外脱出を加速させているというのに。大体完成まで日本の財政が持っているとは考えがたい。途中で頓挫するでしょう。それだったら上海のように成田と東京を結ぶ中距離輸送にしたほうがいいんじゃないかと思います。

帰りの飛行機は大分余裕を持って空港に到着して、スムーズに荷物検査まで終えてゆっくりしてから乗ろうと思っていたら、出発延期になり結局予定より3時間半も余分にゆっくりすることに。遅れている理由もはっきりしないので中国人が切れて騒ぎ出しようやくギリギリになって離陸することになりました。最後の最後でもこれが中国かというのを見ることができました。まあギリギリというのは成田側の問題なのですが。成田は夜10時までしか発着できないので上海からは6時までには飛び立たないといけません。離陸したのは6時を過ぎていたので遅れることは許されないような状況でした。なんとか10時前に着陸し、飛行機をでたのは10時丁度でした。他に到着した飛行機は殆ど無いので入国審査はスムーズでしたが、この時間だと終電まで2本程度しかありません。まあ自分は成田にほど近い実家に帰るのでいいのですが東京まで行こうとすると到着から30分程度しか余裕がありません。遠くて交通手段も限られ早く閉まるという上海なんかのハブ空港と比べるとなんとも見劣りする東京の玄関口です。

今回の旅行を通じて中国の広さ、大きさを感じました。上海から濱海までの400km全く山もみえない広大な土地を走り続け、濱海も見渡すかぎり畑という感じで土地が有り余っている感じがしました。そして急激な勢いで成長していくエネルギーを感じました。衰退し続ける日本にいると全く感じられない勢い。その中にはこのまま行けるはずだというバブリーな楽観主義も感じましたがしばらくは続きそうです。そしてはっきりと日本が取り残されているという感じを受けました。
[PR]
by Y-Iijima_PhD | 2011-06-19 23:35 | 旅行