デンマークでポスドク、大学発ベンチャーで研究員をした後、ひょんなことから大学の助教となった一博士号取得者が日々感じたこと、たまにサイエンス(主に化学)についてつづります。


by Y-Iijima_PhD
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カテゴリ:英語( 5 )

英会話喫茶その2

今日はモンハンもそこそこに恵比寿にある英会話喫茶に行ってみました。先週は飯田橋に行ってみたけど、ちょっと遠いので頻繁に行くとしたら恵比寿のほうが自転車でもいけるし便利です。

恵比寿のお店は飲み屋街の中にあり、ビル自体も居酒屋の上なので週末の夕方以降だとちょっと騒がしそうです。まあ中にはいれば平気ですが。値段はこちらも1時間1000円。先週行ったお店とよりレベル分けが細かく、向こうは初心者用とそれ以外という風に別れていたけど、こちらは初級、中級、上級とテーブルが分かれていました。ということで上級のテーブルに着きました。

テーブルにはすでにカナダ人の女の子と日本人のおじさん3人が話していました。少し自己紹介して会話に加わりました。デンマークにいたことやいろいろ旅行したことを話すと、年代が年代なだけにそこから内容がエネルギー問題やら遺伝子組み換え食品とかちょっと難しめの話題になっていきました。なんかデンマークでの会社のランチを思い出します。外国人のスタッフが各テーブルについていて話が詰まったりしそうなときは何か話題を振る役目をしていましたが、今回はひたすら聞き役になっていました。日本人同士のディスカッションになっていました。ちょっと違和感があるような気もするけど、デンマーク語を習っていたときも生徒同士での練習が結構多かったのでそれと同じです。内容が科学的な方向に行くことが多かったので化学者としては専門外でもコメントしたり、説明したりでちょっと講義をしたような感じでした。

なかなか楽しめて1時間はすぐにたちました。ただちょっと年齢層は高めかなぁ。まあ若い人だけだと英語が話せても内容が大してないから同じような話をするだけで面白くない場合もありますが。要は英語は手段でしかないので、何を話すのかが一番大事だということです。自分の専門に関する話だったらやりやすいけど、それだけだと単調になりがちなので、いろいろと他の話題も知っていて英語が話せる人が最も自分の英語力アップには重要かもしれません。まあ自分が話して内容を理解して聞いてくれる人がいればいい訓練にはなると思います。残念ながら今は周りにそういう人がいないのでこういうところに来て訓練します。8月中は実家に帰ったり、旅行に行ったりしてあまりこれないかもしれないけど、週に一回1,2時間の時間ならとれるはずなのでこれからもこの手のところに行ってみようと思います。
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by Y-Iijima_PhD | 2009-08-03 00:54 | 英語

Hot For Words

最近、通勤時間が短くなったのであまりPodcastを聞いていません。iPod自体あまり使っていないので音楽もたまにしか聞かなくなりました。だからたまに電車に乗ったりすると音楽を聴きたくなるのですが、やっぱり英語を忘れないためにも何か英語のトピックスを聞いておきたいところです(音楽も英語だけど)。今までは長時間の通勤用に長めのPodcastを選んでいたけど、それだとなかなか聞く機会がありません。気軽に聞ける短めのものがいいです。ということでたまにiPodを使うときでもよく聞いている(観ている)のがHot For WordsというPodcastです。どんなPodcastかという説明はこちらをご覧ください。




見ての通り、セクシーなお姉さんが単語の語源を教えてくれます。合い言葉も"Intelligence is Sexy"です。ロシア人なのでちょっとロシアなまりの英語ですが、まあ聴きやすいです。内容も単語の語源を元となったラテン語とかフランス語とかにさかのぼり、歴史を交えながら説明してくれるのでなかなか面白いです。ブロンドはセクシーだけど頭が悪いという感じのイメージのようですが、セクシーさとインテリジェンスが絶妙に合わさっています。



時間も1、2分のものが多くちょっと時間があれば見ることができます。もちろんPodcastもYouTubeも無料ですし、手軽で、面白いと3拍子揃っています。まあ個人的にはやっぱりMarina(同い年だった)がかわいいからというのが大きいかもしれません。でも好きだから続けられるんですよね。
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by Y-Iijima_PhD | 2009-07-05 22:47 | 英語

英語は英語で学ぶ

高校の新学習指導要領案は「英語の授業は英語で行うことを基本とする」という方針のようです。当然のことではあるのですが日本でやるにはいくつか問題があります。まずは英語をまともに話せる教師がいないという点。それからそもそも日本にいる限り英語は必要ではないという点です。

英語教師なのに英語が話せないというのは本来は問題のはずですが、高校までの英語教育が大学入試を前提としていて、そこでは英語を日本語に翻訳することが求められているので、話せないのは致し方ないかもしれません。本気で変えるつもりなら大学入試も変える、場合によっては撤廃するぐらいの大改革が必要不可欠だと思います。

そして英語を話す必然性がないというのが最も大きいかもしれません。デンマーク語を習っていたときははじめは英語で説明されていたけど、授業が進むにつれ説明もデンマーク語になっていき半年もすると英語はほぼ使わなくなりました。デンマーク語をデンマーク語で学ぶ状態になり、ここまでくると上達も加速していくような気がしました。しかし、誰もがこれについてこれるわけではなく先のクラスに進めずしばらく足踏みしている人もいれば、途中でやめてしまう人も結構いました。そもそも英語ができることを前提にしたクラスで、英語ができればデンマークでは暮らしていけるのでデンマーク語は必須ではないですから仕方ないかもしれません。

デンマークでデンマーク語を習うにしてもそうなのだから日常で英語を使う必要のない日本で英語を習うのではなおさらです。自分も帰ってきてから2,3回しか英語で話していません。

日本人が英語を話せないというのは話すトレーニングをしていないのだから当然です。語学はスポーツと同じようなもので反復練習で体に覚えさせていくものです。いくらルールを覚えてもやったことがなければできるようにはなりません。でも今の教育がまったく無駄かというとそうではないとも思います。少なくとも大学までいけるだけの教育を受ければルールは大体把握しているはずですからあとはトレーニングするだけ。何もないところからはじめるよりははるかに早く、論理的に身につけられるはずです。

自分もデンマーク語を習うときはみっちり鍛えられてきた英文法の知識を元にしたので、半年習って基礎的なことはわかるし、簡単なことは言えるようになってきました(聞き取りはまだまだ難しいけど)。

しかし、ほとんどの人にとって英語を話す必要性がないという事実はしばらく(ほぼ永遠に?)変わらないので、今までどおりの教育で必要な人は半年ぐらいみっちり鍛えられれば、多少たどたどしくとも一般的なネイティブよりまともな内容の話ができるようになるのではないかと思います。要は何を話すかです。

となると最終的に行き着くのはいかに母国語が使えるかということになるので、英語云々より国語教育を変えるべきではと思います。小説を読んでその解釈を覚えさせられるより、自分で考え、その考えを発信するような教育をするべきだと思います。それが世界を相手にしていくうえで一番重要なことです。
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by Y-Iijima_PhD | 2008-12-23 19:13 | 英語

not - nothing?

うちのグループメンバーはボスを除いて現在7人。ドイツ人2人に、デンマーク人、インド人、中国人、ルーマニア人、日本人がそれぞれ1人と多国籍です。昼飯時の会話は通常英語ですが、誰もネイティブではないのでみなそれぞれ微妙に間違った英語を話すことがよくあります。まあ、人のことは全く言えないですが。

先月来たドイツ人は話していていまいち英語が得意ではないような感じがしていたけど、他のグループのカナダ人と話していて相手の言うことがあまりわからなかったと言っていたそうなので、仲間がいたかという気持ちになりました。とはいっても自分は聞き取りの方は大体オッケーなので、問題は話す方ですが。これも誰と何について話すかによって大分違ってきます。昼飯の話題は政治、経済、社会システムなど堅い話が多いので、何か言おうにも日本で社会に出たことがないのでそもそもよく知らなかったり、知っていても英語でなんていうか知らないのでいきなり話を振られてもしどろもどろになります。

みんなそれなりにブロークンな英語で会話しているのですが、ルーマニア人の同僚がよく間違うのがどうも気になります。彼女はよく"I don't say nothing."とか似たような間違いをよくします。彼女はデン語のほうが得意なので、デン語にはないsomeとanyの区別を間違うならまだしも、なぜ二重否定になってしまうのか。しかも他の同僚がnot anythingといった直後でもnot nothingとなってしまうのでそれが染み付いているようです。別のルーマニア人で同じ間違いをする人に会ったことがあるので、もしかしたらルーマニア語では単純に否定するときにnot nothingのような表現をするのでしょうか。

で、昔ちょっとかじったことのあるイタリア語を調べてみたらnon nienteという表現があったので、ルーツが同じルーマニア語でも同じ表現をするのではないかと思われます。ということでおそらく母国語の表現につられてつい口に出てしまうのだと思われます。

いやー、やっぱり言語って面白いなと思います。デン語は語学学校を終えて一通りマスターしたといえるところまで行きたいなと思います。イタリア語もまた勉強したいな。あとはスラブ系の言葉もロシア語かポーランド、チェコ、クロアチア語のどれかでも勉強してみたいと思います。一度にやると混乱しそうなのでデン語をマスターしたらデン語ベースで勉強するか、また英語ベースでやるかして両方の言語の理解を深めるのがいいかなと思います。
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by Y-Iijima_PhD | 2008-06-14 05:32 | 英語

カタカナ英語の弊害

デンマークに来て1年。英語の聞取りには大分慣れたけど、話すのはまだまだ難しいです。買い物とか、挨拶とかは大丈夫だけど、意見を言う時、誰かに説明しないといけない時はなかなか言葉が出てきません。こればかりはすぐには慣れないので普段から英語で物事を考えて自分の意見を持っておくのがいいんだと思います。

英語で話す際、結構邪魔になるのがカタカナ英語、和製英語のたぐいです。和製英語は基本的には通じませんが、非英語圏なので相手が本来の言葉を知らなくて、最もらしい表現だったら意外と通じるかもしれませんが保障はできません。実際に何かを話そうという時に困るのがカタカナ英語です。普段からカタカナで書かれる言葉は外来語がそのまま定着したものですから、基本的にはそのまま話せば通じるはずです。しかし、ここに大きな落とし穴があります。もちろんそのまま言っても日本語のアクセントでは通じないですし、そもそも英語由来ではないこともありますが、一番困るのはカタカナになることで本来の音の要素が損なわれることです。具体的には日本人にとって最も分かりにくいlとrのどちらだったのかが分からなくなること、他にもbとv、sやzとthの違いがカタカナにすることによって失われてしまいます。だから日本語で知っていていざその言葉をいおうとした時にスペルを知らないと、はて実際にはなんて発音したらいいんだろうと思いそこで止まってしまいます。まあ、適当に言って通じる時もありますが。

日常的に使っている言葉であればスペルも知っているから正確な発音が分かるけど、一番問題となるのは固有名詞です。人名、地名で間違えるとほとんど通じないです。特に今度行くPragueはlとrを間違えると大変です(plague = ペスト)。歴史の話なんかを聞いている時でも名前や出来事を日本語では知っているけど英語では分からないので何もいえずもどかしい時もあります。十字軍、ハンザ同盟、神聖ローマ帝国なんかすぐに英語でいえますか。ちなみに高校で日本史も世界史もやってます。履修不足ではありません。

ということでこのブログでは固有名詞は基本的に本来の表現を損なわないよう現地語か英語で表記しています。コペンハーゲンとデンマークはカタカナで定着していますが、これらはそれほど発音に違いがないし、日本にいる人でコペンハーゲンがデンマーク語でKøbenhavnというのを知っている人はほとんどいないと思うのでそのままにしてます。

あと実際には日常使う言葉でこっちに来て初めて知ったのはもっとずっと多いです。特に政治、経済用語は日本の英語の授業ではほとんど習わないけど、テレビでも日常の話題でもよく出てくるので知っておくべきだと思いましす。Pensionが年金だということも税金の手続きをして初めて知ったし。ちなみに去年は日本のpensionはもうダメですよ、どうしようもないですよと言うことを同僚に何度か説明しました。

あとは国会のParliament(発音注意)もよく出てきます。日本の国会はDietというらしいですが、誰も知らないと思うので専門の人以外には全部Parliamentでいいでしょう。BBCを見ていると名前の後ろにMPとついていることがありますが、国会議員(Member of Parliament)の意味でニュースを見るには結構重要な言葉だと思います。

日本の英語の授業も中途半端な文学やエッセイばかりでなく、英字新聞や英語ニュース、世界史を教材としてとりあげればほかの授業ともシンクロして理解も深まるし、もっと使える英語が身につくんじゃないかと思います。あとはある程度のレベルになったら質問とか授業中に使う言葉をほとんど英語にすればしゃべりも大分よくなるんじゃないかと思います(デンマーク語の授業もこんな感じ)。まあ、でも日本には正しい発音でまともに英語が話せる教師が少ないし、受験で求められるスキルじゃないからなかなか難しいでしょうが。

それにそもそもたいていの日本人には英語は必要ないと思うし。海外で生活したり外国企業相手に取引したりする仕事でもなければ、日本にいて英語を使う機会なんて交通事故に合うより低そうな気がします。海外旅行で話せたらいいな程度では絶対上達しないし、必要でもないです。日本語とは全く違う、日本人には取っ付きにくい言語ですが文法的には印欧語より日本語などのアジア系の言葉に近く、共有する単語も少ないFinlandやEstoniaの人は英語を流暢に話します。これは必要性と教育の差によるんだと思います。残念ながら日本にはそのどちらもかけているのでほとんどの人が英語を話せないんだと思います。でも逆にいえば必要に迫られてちゃんとした教育(訓練)を受ければ日本人でも彼らと同じぐらいにはなれるんだと信じて頑張ることにします。
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by Y-Iijima_PhD | 2008-04-24 01:51 | 英語