デンマークでポスドク、大学発ベンチャーで研究員をした後、ひょんなことから大学の助教となった一博士号取得者が日々感じたこと、たまにサイエンス(主に化学)についてつづります。


by Y-Iijima_PhD
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コラーゲンめし

Yahooのニュースを見ていて気になったのが

寒さ本番でコンビニの“コラーゲンめし”が人気

というニュース。前にも書いたとおり、コラーゲン食べたところで何もなりませんよということなのですが。手軽に栄養成分をとれるって大して栄養価高くないですけど。普通に肉食べたほうがいいんじゃないの。まあうまければ気にせず食べればいいんだけど。

コラーゲンだとか、GABAだとか少し考えるとまったく効き目のないものに飛びつくより、普通にバランスのいい食事をするほうが断然肌にもいいし、やせると思います。足りない分はサプリで補うぐらいで。テレビでやったからって正しいわけでもないし、基本的には宣伝なんだろうから。

デンマークで日本では何百校も大学があって、50%近くの人が大学に行きますというとみんなかなり驚いていたけど、レベルはこっちの大学にまったく及びませんがと付け足そうか迷いました。せめて中学生物程度で理解できることは判断できないと本当に意味がないと思います。まあそもそも意味はないし、みんな自分で判断したいとはあまり思っていないんだろうなと最近感じます。
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by Y-Iijima_PhD | 2008-11-30 19:10 | 日常

裁判員制度

裁判員制度が始まるということでその候補者の通知書が金曜日に発送されたというニュースがありました。今の会社でももし選ばれた場合は休暇扱いにするということになったようです。まあそのときまでいるとは思えないのであまり関係ないですが。候補者は選挙人名簿から選ばれるということで10月上旬まで日本にいなかった自分は名簿には載っていないですから今回通知が来ることはありません。千葉県は選ばれる可能性が高いそう(凶悪犯罪が多い)ですが、4月以降は千葉にいない可能性が高いです。まだよく調べてはいませんが、個人的にはこの制度に反対です。もちろんよくなるところもあるでしょうが、現在の状況でやる意味があるかどうかは疑問です。

まず制度自体は司法を身近にするという目的で行われるわけですが、反対意見も多く、社会システムも十分この制度を導入するのに整っているとは思えないにもかかわらず、制度を作ることが優先されていると思う点。手段が目的化している気がします。最近の政府のやることはたいていこんな感じなのでとりあえず反対しておいたほうが安全かもしれません。

さらに出頭は義務で出頭しなかったら罰金、裁判で知った情報は一生涯守秘義務を負うなどまったく自由もない強制ぷりにはどちらが犯罪者なのかと思わされます。ちなみに当選した?ということも公表することも禁止です。万一自分が選ばれてもこのブログに書くことはできません。まあこれは自分の身を守るためでもあるわけですが。そういう点から言ってもいきなり殺人事件など凶悪犯罪だけ扱わせて、逆恨みされかねない状況にするのがいいとは思えません。

テレビのニュースなんかで扱われた事件だと偏った報道が刷り込まれて公平さがなくなる可能性もあるし、感情的な判断が多くなりそうな気がします。取調べの状況がちゃんと公開されなければ冤罪も余計ひどくなるかもしれません。だいたい誰か一人が大きい声を出せば周りの人はそれに流されて対して意見も言わず、審議もされず判決が決まることになる気がします。

司法を身近にという最終目的はいいもののそのために国民に無理やり負担を押し付ける形になっているというところが納得いきません。

ただ仕事が休めないとか、休んだことで会社から不利な扱いを受けるかもしれないということに関しては、それはむしろ日本人、日本の会社が変わるように努力するべきところだろうと思います。じゃないと先進国中最低ランクの労働生産性が改善することなく、この金融危機を契機にますます沈んでいくのではないかと危惧しています。まあそのころは国外脱出しているかもしれませんが。
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by Y-Iijima_PhD | 2008-11-30 18:53 | 日常

デンマークからの手紙

最近デンマークからの手紙が何通か届いています。どれも個人的なものではなく、公共料金なりなんなりの請求書がほとんどですが。先週末に前の住所宛に送られていた手紙がまとめて数通送られてきました。郵便局にも引越の葉書をだしておいたのですが、わざわざ海外にまで発送してくれるとはデンマークとは思えぬサービスです。それとも請求書だからか?

しかし、ガス料金の振込みは今月の初めにすんでいるはずなのにまた送られてきました。日本からはクローネ建てでは送金できないからユーロでしかも端数を切り上げて送金してやったのにまだいうか。これにはクレームを入れておかなければいけません。前に英語のメールを送ったらご丁寧にデンマーク語で返してくれたので、今度はデンマーク語のメールでガツンといってやろうか。一応今でもデンマーク語には少しは触れています。こういう請求書を読んだりとか。あとはPodcastで週に何回かデンマーク語のニュースを聞いています。部分的にしかわからないけれども、せっかく習ったからなるべく忘れないようにしておきたいものです。ただPodcastもデンマーク語のものは数が少ない、表示があっても購読できない、話の途中から突然始まり突然終わるなどいまいち質がよくないですが。

あとは家賃の請求書がなぜか。帰る前に電話したら10月半分までってことだったはずなんですが。というかデポジットはどうなった?返ってくるのか?大体借りる前に3か月分前払いしてあったんだから引越すと言ったあとは3ヶ月払う必要がないという契約だったはず。これも文句言っておかないと。

銀行からも明細が送られてきたけど、今でも口座は残っているのだろうか。お金はほとんどないはずだけれど帰りの日に解約しようとしたら土曜日だからできないということでそのままになっている気がします。まあ海外に口座を持っておくというのも何かの役に立つかもしれません。

いろいろと手続きが十分でないことがあるので確認しに一度デンマークに戻りたい気分です。いやもちろん仕事のオファーがあればすぐにでも戻りますが。来年中にでも一度デンマークに遊びには行きたいな。そのときにちゃんと仕事があって、かつ休みが取れればですが。
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by Y-Iijima_PhD | 2008-11-28 00:15 | 日常

今週のニュースに思う

今週もようやく週末という感じでした。連休のためゆっくり休めてありがたいですが、来週中にサンプルを出さないといけないので来週はまたかなり忙しくなります。毎日忙しいのでブログを欠く気力もないし、ネタとなる情報を集めることもままならないのですが、今週のニュースは元厚生事務次官殺害と大麻で持ちきりでした。

元厚生事務次官殺害に関してはメディアは発生当初からテロだという展開で、ネット上では天誅という見方が大きかったですが、自分は第3の暗殺説の方を興味深くみていました。昨日犯人と思しき人が出頭したことでただの異常者による犯行という風にメディアの論調は変わりつつありますが、この状況はある事件に似ているかもしれないと思えなくもないです。



殺された次官は年金改革を手がけた人で裏事情もよく知っていたであろうし、歯に衣着せぬ言動で政治家の敵も多かったといわれています。普通は次官がどんな仕事をしたかなんて知らないので一般人が恨みを持って殺すというのはちょっと考えにくいし、若い人なら現行の年金制度が存在すること自体がほぼ害悪でしかないのでなおさらです。やはりこれは本気で政権が危うくなってきた自民党がその前に証拠隠滅を図ったのではないかという謀殺説に注目せざるを得ません。そして犯人がわけのわからないやつだったということで手打ちになって真相は闇の中というパターンになるのではないかと。かなり怪しい謀殺説ですが、まったく信用ならない日本のメディアが一斉に同じ事を言い出したときは裏を読んでみる必要があると思います。

もうひとつの大麻に関してはいろいろな大学で摘発されていますが、母校でもあるのかな。これも論調としては禁止しなければいけないという結論ありきなので途中の展開が矛盾したことになっている気がします。まずいろいろな研究から依存性はタバコよりも少ない。フィルターを使わないで吸うからタールなどの有害物質は一本あたりタバコよりも多い。でもそんなに何本もすわないので健康被害はタバコと同程度。やはり禁止すべきだと。なんかこんにゃくゼリーのときと同じことが言われている気がします。タバコと同程度の危険性があるなら両方禁止するか、同じぐらい規制することが理性的な判断だと考えられます。ヨーロッパだとたいてい解禁か黙認といった感じでした。自分はタバコもすわないし、そもそも煙いのがいやなのですいませんでしたが。基本的には気分が高揚するようなので飲んで暴力的になることもある(人もいる)酒よりは実害も少なそうな気がします。別に一昔前のタバコのようにCMなんかで積極的に進めるのはよくないけど、何が何でも禁止というのはどうかと思うし、そのせいで裏社会に金が流れる害悪が生じることにもなります。

最近本当にテレビを見なくなったし、見るのも9割がたNHKですがアホなメディアは早くつぶれればいいのにと思ってしまいます。利権に守られている大手メディアにはジャーナリズムのかけらもないし、番組もくだらないのでまったく見る気がしません。利権構造が崩れれば競争で番組の質も上がるかもしれないし、携帯の料金も安くなるかもしれないので一般市民にとってはいいことばかりです。

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by Y-Iijima_PhD | 2008-11-23 16:11 | 日常
今週末は天気が悪く、自転車にも乗れませんでした。だからといって家にずっといるだけなのもなんなので上野まで出かけることにしました。

今日の目的は国立西洋美術館で開催されているデンマーク人画家のヴィルヘルム・ハンマースホイ展です。

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今までまったく知らない画家だったけどデンマークで知り合った友人がこの画家について研究していて、この展覧会も彼が主催者としてかかわっているので帰ったら見に来ようと思っていたのでした。彼は平日に解説講演もしているようですが、さすがに平日は時間がないので会いに行くことはできません。年末に時間があれば忘年会でもできればいいですが。

展覧会のほうは作品が100点ほどとかなりの規模です。多くが個人蔵ということなので借りてくるのが大変だったそうですが、これだけあるとわざわざ足を運んだ甲斐があります。常設展より規模が大きいんじゃないかと思うほどです。画風は北欧のフェルメールと呼ばれています。まああまりフェルメールの絵は見たことがないのでよくはわかりませんが、個人的には結構好きなタイプです。一番好きなのはレンブラントですが、ハンマースホイの作品も結構気に入りました。静寂の美とでもいえるあまり家具もなく、色彩も少ない室内画が中心ですがそんな中にどこか不思議な感覚を思い起こさせる感じがいいです。室内画以外にもコペンハーゲン市内の建物、郊外の風景など実際に行ったことのあるところが描かれていたりして親しみを感じました。

今日は休日ということもあって結構混雑していました。主催者側としては沢山人が来ていいと思いますが、絵の雰囲気と会場の雰囲気がミスマッチしていたような気もします。絵と同じように静寂の中、ぼんやりと見つめているのがあっているように個人的には思います。でもかなり満足できる展示内容でした。
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by Y-Iijima_PhD | 2008-11-16 21:54 | 日常
政府が給付金に所得制限をするかどうかを地方自治体に丸投げしたことに対して批判が出ています。正直こんなただのバラマキでしかない愚策は本当にやめてほしい。そもそも税金として払ったのが帰ってくるだけなので別段得するわけでもない。しかし、くれるというのにもらわないとそれは実質的な増税を意味するのでもらわないわけにはいかない。でも給付金を配るために必要な人件費等を考えるとまた無駄遣いが増えるだけのような気もする。いくらもらえるかいちいち通知を出すことになるのでしょうから、ねんきん特別便のように無駄金を使うことになるような気がします。社保庁の詐欺師の懲役刑として無償で働かせるんだったらまだ良いかもしれないけど。まあどうせミスして余計に金を使うことになるだろうけど。

2兆円も無駄に使うなら同じ額、政府の無駄を削減してくれたほうがはるかにありがたいと思います。それかもし使うのなら雇用対策にでも当てて将来への投資をしてほしいと思います。自分もそうですが非正規雇用の割合が3分の1を超え、正社員との待遇に差がありすぎる状況では将来に希望が持てるはずもありません。自分の場合、給料はデンマークでのポスドク時代の半分になりましたが日本の基準から行くと別段悪くない額なんだろうと思います。でも到底喜べるほどではないです。自分で望んで派遣、契約社員をやっているならまだしもやむを得ずの場合はそこを支援するのは国の将来にとっても有効だと思います。将来的には正規、非正規の間の差をなくす、実際には正規の方をダウングレードして差をなくし、人材の流動性を高くするほうがグローバル化した社会で生き残っていくには必要なんじゃないかと思います。

しかし、麻生さんは前の人に比べたらいいかと思っていたら、全くの期待はずれ。政治の空白を作りたくないとか行っているけど、あってないような政府、無駄なことばかりしている政府だったらとっとと解散してくれ。個人的には安倍さんのほうがよかったな。いろいろと批判はあるし、安倍内閣の農水相はダメダメだったけれどそれ以降の総理、他の党の党首と比べたらましだったと思う。かなり色々なところを改造しようとしていたからそれに抵抗するメディアを初めとした変わりたくない人達に攻撃され、引き摺り下ろされたという印象です。アメリカは黒人(と白人のミックス)のオバマが次期大統領に決まり、チェンジしようとしていますが、日本はバラマキ復活で退化しようとしているのか?日本のチェンジの芽はどんどん摘み取られているような気がして、これが将来を不安にさせる要因のような気がします。次の選挙ではさすがに自民は負けるだろうけど、仮に民主が政権をとったとして変わるのでしょうか。とりあえず日本の政府の何が無駄かを徹底的に洗い、膿み出しをしてくれればいいのですが、勘違いして変な法案をとうそうとしたらやっかいです。後1,2年が変われるかどうかの節目のような気がします。これで変われなかったらもうこの国はダメな方に突き進んでいくのかなと思います。茹で蛙よろしく気づいたら手遅れでしたみたいな。


まあ、明日はこんなこと気にせず横浜中華街で久しぶりにヨーロッパスタイルでない本格中華を味わってきます。研究室の学生と行くので値段はデンマークプライスなのがちょっとイタいですが。
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by Y-Iijima_PhD | 2008-11-13 00:01 | 日本を考える

ヴィンランド・サガ

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本の紹介はいきなりマンガからです。このマンガはデンマークにいたころから気になっていました。帰国してとりあえず1巻買ってみて、面白かったので大人買い。といってもまだ6巻までしか出ていませんが。

ヴィンランド・サガはヴァイキングを題材としたマンガです。デンマークで日々ヴァイキングの末裔たちとある意味戦いを繰り広げてきた身としてはなかなか興味深い内容ですが、それを抜きにしても純粋に面白い作品だと思います。ただネタがヴァイキングなだけに残虐シーンが多いので万人向けではありませんが。

ストーリーはアイスランド出身のヴァイキングの少年が父親の敵討ちのために日々戦場で死闘を繰り広げ、戦士として人間として成長していくというもの。その一方で戦いもなく、奴隷もいない豊穣の大地ヴィンランドへ行く事を夢見ている。ヴィンランドとはストーリーの舞台となった紀元1000年ごろにヴァイキングのレイフ・エリクソンが発見したとされる土地で、現在の北米大陸であったと考えられています。コロンブスよりも500年近く前に北米にたどりついていたなど当時のヴァイキングは高い航海技術を持っていて、活動的であったことがわかります。北欧の強い風を考えれば北海の航海は相当大変だったんじゃないかと思います。他にもクヌート1世に関する内容などマンガは史実に基づいて描かれた部分もありかなり質の高い作品だと思います。

ヴァイキングというと海賊、野蛮というイメージですが、中世の時代であればどの民族であろうと虐殺、略奪は当たり前だったのではないかと思われるので、これは当時侵略されていた側の一方的な解釈だったような気もします。それにヴァイキングは基本的にキリスト教徒ではなかったのでキリスト教国からすると異教徒だというのも大きかったんじゃないかと思います。今でこそスカンジナビアの国はキリスト教を国教としていますが、熱心な人はまず見かけません。日本人と同じで葬式キリスト教のような気がします。

まあ個人的にはデンマークは住みやすい国だったし、歴史なんかも結構興味あるけどデン人が特別好きなわけではありません。やはりやつらは野蛮人だと感じることはままあったし。でも末裔のはずのデンマーク人にとってもヴァイキングのことはわからないことが多いような感じです。民族としてはつながっているのでしょうがヴァイキングとしての活動は途絶えているので遺跡から発掘された遺物を元に研究がなされています。それでもヴァイキングの末裔であることは誇りに思っているように感じました。ヴァイキングをテーマにしたバンドもいるし。



彼らはSwedenのバンドですがコペンのライブでもかなり盛り上がっていました。やっぱりヴァイキングの熱い生き様は好きかな。
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by Y-Iijima_PhD | 2008-11-09 02:21 | 日常

読書の秋

帰国してから早一ヶ月が過ぎました。この間に買った本はすでに20冊を超えています(マンガ除く)。デンマークでは当然日本語の本は手に入らないし、英語の本にしてもたいして品揃えがよくないので本に飢えていました。まあそれでも結構買ったり、日本から送ってもらったりしましたが。Amazonでも使えば買えないことはないのですが、デンマークにはないので輸入となると結構高くつくし、実際にちょっと中を見てから買いたいのでやはり本屋で手にとって見てというほうが好きです。それに本屋に行けば平積みされている本などから何が売れているのか、もしくは売ろうとしているのかが分かるし、いろいろ見て回って面白そうな本を掘り当てるという楽しみもあります。ということで平日は時間がないので買い物は全くできませんが、週末は必ず本屋に行って1時間ほどうろうろしています。

しかし、買った量は多いけど読む時間はそれほど取れていません。平日は帰りの電車の中で読むぐらいなので眠らなかったとしてせいぜい1時間程度。週末はある程度時間が取れるけど、週にせいぜい2、3冊です。日本に一時帰国してデンマークに持っていったけど結局読まずに持ち帰ってきた本もあるし、向こうで買った英語、デンマーク語の本も結構あるのでまだ20冊以上が積読状態にあります。さらに家には親が買った文庫本などちょっと読んでみたいと思う本が何十冊とあります。

とりあえず自分で買った本に関しては年内にできるだけ読むようにしようと思います。それでもまだ近所の本屋には置いていない欲しいと思う本はあるし、本屋に行けば大抵何冊かかってしまうので読むものがなくなるということはないでしょう。まあ実家暮らしだと本を読むぐらいしかすることがないというのもあります。この一ヶ月の出費のうち本代がかなりの割合を占めています。せっかくなので読んでみて面白かった、興味深かったものに関してはこれから少しずつ紹介してみようかなと思います。
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by Y-Iijima_PhD | 2008-11-08 23:55 | 日常

アメリカ大統領選

アメリカの大統領選が始まりました。明日の昼ごろにでも大勢は判明するようです。他の国のことではあるけれども、金融危機の発端の地であるけれども、世界の超大国であることにはかわらないし、アメリカがくしゃみをすれば日本が風邪を引くと揶揄される日米関係ですからこの結果如何で日米の関係にも大きな影響が出るでしょうし、経済的な影響も大きいはずです。このまま対米べったりの政策を維持していくのか。向こうはもう突き放そうとしているようにも見えますから日本にこそチェンジが必要なのではないかと思っています。

日本の政治は相変わらずの茶番劇が繰り返されていますが、アメリカがもう本当に面倒を見ないといってきたら本気で自律への道を模索していかなければならないのではないでしょうか。というかむしろそうしてほしいというのが個人的な考えです。更迭された田母神俊雄前航空幕僚長の言ったこと(書いたこと)も真意はそういうことではないかと思います。歴史的事実に関しては賛同できないことも多いけど。

ということで自分はやっぱりちょっと右よりかなと思いつつも、雇用の流動性、職務給を望む(というか最初がそういうところだった)という左の要素も持っているように思いますが、実際どうなんだろうということで政治的、経済的立ち位置を調べる日本版ポリティカルコンパスをやってみました。

結果はこんな感じ。

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政治的にはやや右で、経済的にはちょっとだけ左とその通りの結果が出ました。まあ真ん中に近いから結構バランスが取れているんじゃないかと思います。ただ保守とは言っても自分は既存のレールに乗っかること、みんなと同じというのがあまり好きじゃないので何でも守るという気はしません。それに今のシステムは時代の流れについて来れてないと思うので保守すべきものではないと思います。保守すべきは国益、人材以外に資源のない国の進むべき掛け声だけでない科学技術立国。その為にはむしろ既存のシステムを破壊するところから進めないといけないのではないかと思っています。
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by Y-Iijima_PhD | 2008-11-05 00:25 | 世界のニュース

水溶性RNA

今日テレビをみていて非常に気になるCMがありました。健康食品のCMで核酸のサプリメントかなんかだったと思うけど、そのうたい文句が、

水溶性RNA

RNAは難溶性だとかなんとかいろいろいっていました。詳しくは覚えていないけどこの言葉だけで十分衝撃的(笑劇的?)でした。

自分は核酸は扱ったことがないけど、RNAを扱う実験を水以外でやるなんて聞いたことがありません。もちろん化学合成しようとしたら保護基をかけたりして有機溶媒に溶けるようにするでしょうが、普通水に溶けているはずですが。そもそも細胞内で働くのに水に溶けなくてどうするんですか。

CMはあまりのショックに内容は詳しく覚えていないのでこの系統の情報をググッてみたら、あるはあるは怪しいサイトが沢山ヒットします。あまり名指しで批判すると営業妨害とか言われるかもしれないけどここにいろいろと詳しい説明が書いてあります。Google検索で上位に出てくるほど堂々と公開しているのですから、批判されるのも覚悟の上でしょう(このブログもそうですが)。

まあ、はっきり言って意味不明です。そもそもRNAだろうがDNAだろうが生命活動には必須のもので全ての生物、細胞が自ら作り出していますし、普通食品は動物性だろうが植物性だろうが生き物ですから核酸を必ず含んでいます。わざわざサプリでとる意味がわかりません。

体内で合成される核酸(デノボ合成)は不完全で未熟な核酸なので体内でつくられる異常細胞もこの核酸を利用することができます。そのためこれら異常細胞が利用できない成分として精製された核酸(サルベージ合成)を必要量補給することが大切です。

また、きわめて肝機能がよく核酸合成(デノボ合成)の活発な方を除けば、高価な健康食品から摂取した栄養もガンなどの異常細胞や病気細胞の栄養にもなってしまいます。

新しい細胞が元と同じ細胞になるためには、自分のDNAが正しく複製されなければな りません。そして正しく複製されるためには、細胞に充分な「栄養素としてのDNA」が 必要です。


体内で合成される核酸は全ての細胞で合成されるはずでガンだろうと変わりないはずです。全ての段落が意味不明で、自己矛盾している気がしますが摂取した栄養がガンの栄養になるのは正しいかな。このサプリもガンを育てるのに有効かもしれません。


低分子のものは吸収しやすいのですが、核酸の場合は、体内(肝臓)に蓄積されて働く必要があるため 高分子である必要があります。

低分子の場合は、消化の過程で更に分解されてしまい、サルベージ合成に使われにくいことが判っています。


低分子だと吸収しやすいので高分子だと吸収しにくくなります。蓄積されるのと高分子の関連性が不明です。というか核酸もタンパク質と同じで消化される過程でバラバラになるはず(特にRNAは簡単に分解される)なので高分子である意味がありません。でもRNAiだと食べさせても効くことがあるので全部が全部じゃないでしょうが、まあ食品として考える分には関係ないでしょう。


他のサイト、サプリの説明を見ても似たり寄ったりの似非科学がこれでもかというぐらいに書かれています。あまりにもショックだったのでわざわざ引用して書いてしまいました。しかし、これは蒟蒻畑を攻撃する野田聖子消費者行政担当相のように特定の企業だけを批判しているのではありません。巷に蔓延する似非科学を化学者の端くれとしてゆるせんということです。

身近なところで母親がコラーゲンを食べて関節痛がよくなったといっていますが、食べたコラーゲンが体の中でまたコラーゲンになるわけでもないし、必須アミノ酸が足りないからタンパク質の原料としてはあまりよくないし、そもそも大量に体内で作られているコラーゲンがちょっと食べたぐらいで気になるところで積極的に作られるわけがないです。単にプラセボ効果だと思います。

こういう健康食品にお金をつぎ込む人は比較的お金を持っている中年以降の人が多いような気がしますが、宗教なんかと同じような気がします。お金が余っているからなのかなというのはこのブログを読んで感じました。自分の場合、実家通いじゃないと全く儲かりませんがね。日々の食費も節約しているので日本に帰ってきてからは栄養が偏り気味なので、マルチビタミンのサプリはとっています。これは補助なので大きな健康効果は期待していません。値段も手ごろだからいいでしょう。でもビールはやっぱりヨーロッパのじゃないとダメなのでネット通販でいろいろ買ってます。これは親と一緒に飲んでいるので家賃ということでいいでしょう。話がそれてきましたが、これからも似非科学は斬るという方針で書いていくこともあるかも知れません
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by Y-Iijima_PhD | 2008-11-02 00:08 | 日本を考える