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デンマークでポスドク、大学発ベンチャーで研究員をした後、ひょんなことから大学の助教となった一博士号取得者が日々感じたこと、たまにサイエンス(主に化学)についてつづります。


by Y-Iijima_PhD
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房総族

ゴールデンウィークの真ん中の2,3,4日と2泊3日で房総半島一周ドライブに行ってきました。日取りはもちろん一番混むピークをはずすことが狙いです。さらに車も東京からではなく千葉で借りたので最終日の返却にもかなり余裕を持てるようにしました。

初日は千葉で車を借りた後、まず銚子の犬吠埼へ行き、九十九里浜沿いに南下して一泊。二日目は勝浦、鴨川と外房を回り、最南端の白羽まで1泊。最終日は館山から内房の海沿いを北上して千葉まで来るという日程でした。

千葉からは東金道路、銚子連絡道路を通って銚子へ向かいました。高速は1、2車線しかない道路でしたがほとんど車がなかったのでスムーズに進みました。残念ながら銚子までは道路が通っていないので、半分は一般道で向かいます。多少車は多いけど比較的スムーズに進んでいきました。しかし、そろそろ銚子が近づいてくると道のアップダウンが増え、カーブも多くなってきました。ちょうど屏風ヶ浦の周辺まで来たのです。それに伴い道は渋滞。まあ進みはするからいいけど自転車より遅いぐらいです。30分ぐらいトロトロと走った後、ようやく犬吠埼が近づいてきました。しかし、周辺の駐車場はかなり混んでいます。まあ絶対に犬吠埼に行かなければ行けないわけではなく、なんとなくこのあたりまで走ってみたかったから来ただけなので犬吠埼に行くことはあきらめました。待つのは時間の無駄だし、それに混んでいる駐車場で車庫入れは嫌なので。少し進むと店は何もないけどビーチに無料の駐車場があったので、そこに止めてしばし海を眺めていました。

時間はまだ2時ぐらいでしたが、今日の宿はここから50km程離れていて一般道しかないので早めに宿に向かうことにしました。帰りの道も行きほどではないけど混んでいました。それでもすぐに混んでいる高速に向かう大通りではなく、もっと海沿いの道を進み5時ぐらいには宿にたどり着きました。

宿は久々に民宿です。網元だそうで新鮮な海の幸を堪能しました。しかし、旅館の夕飯は量が多いです。かなり食べすぎです。


二日目は房総半島最南端を目指し、海沿いに南下します。とりあえず勝浦まで行きました。この辺まで来るとリアス式海岸なのでカーブやトンネルが多くなります。大通りならいいけど、狭い道のトンネルはさらに幅が狭くなるので通り抜けるのが大変です。小型車同士ならギリギリすれ違える程度です。そんな細い道を通って見晴らしのいい高台に行き景色を楽しんだ後、海中公園に行ってみようかと思ったけど、案の定長蛇の列ができていたので時間がもったいないから鴨川まで行きました。ここでもシーワールドは駐車場の行列が1km近く続いていたのでとても入れる状態じゃありませんでした。ということで鴨川も素通り。しばらく進むとローズマリー公園の案内が出ていたので行ってみました。ここも混んではいましたが駐車場にはすぐに入れました。シェイクスピアの生まれたところをイメージして作った公園のようでした。こぎれいなイングリッシュガーデンがあります。

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シェイクスピアの生家を再現した建物もあってかなりこだわりが見えます。自分は実際にストラトフォード・アポン・エーボンには行ったことがあるのでそことはまあ違いますけど。

その後もさらに南下と思っていたけど、道を間違えて館山市内に向かってしまいました。Uターンすれば復帰できるけどそうまでしていく必要もないので、館山市内を通り抜けついでに洲ノ崎まで行くことにしました。とりあえず房総半島を周ることが目的なので行き先はかなり流動的です。洲ノ崎からは三浦半島が見え、さらに海に沈む夕日が見えるはずですが、そこまでいると夕飯に間に合わないので宿に向かうことにしました。途中、もう10年以上前に合宿をした懐かしい場所を通り過ぎ、野島崎のすぐ近くの宿に予定の時間通り5時に到着しました。ここも高校時代に野外実習できた懐かしい場所です。地層の走行と傾斜を測りました。

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この宿の名物も海の幸。やはりかなり大量です。今日は伊勢海老の活き造りも出てきました。さすがに身は動かないですが足はかなり動きます。魚の場合と違って特別なことをしなくても尻尾の部分をはずした程度ではすぐには死なないのでしょう。残酷なような気もしますが、あっさりと逝かすのも難しそうな気がします。まあ最終的にはおいしくいただきました。

最終日は館山市内を通り抜け、隣の富浦にある猫のテーマパークに行きました。最近猫カフェが都内にもできていますが、そのはしりのようです。内部では数十匹の猫が放し飼いにされています。猫もゴールデンウィーク中触られまくって大変だろうなと思います。入場者が多いから抱っこは禁止となっていましたが、自分からよじ登ってくるのもいました。

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その後は浜金谷の港で昼飯休憩。混んでいたけど特に待つことなく駐車できました。昼飯を食べてお土産を買って2時ぐらい。車は8時までに返せばいいのでかなり余裕ですが、おそらく木更津周辺から混むだろうと見越し、とりあえず早めに近くまで行くことにしました。それでもただ帰るのはつまらないので途中で温泉に行くことにしました。行ったのは富津市にある青掘温泉。ここも学部生時代合宿でいったことのある場所です。宿の名前は覚えていなかったけどなんとなく入ったところがどうも昔泊まった所だったような。

ここのお湯は一度入ったら忘れられません。真っ黒なお湯です。手ですくえば黄色ですが、2,30cmで透明度が0になります。何でこんな色かといえばヨウ素がたっぷり含まれているからです。ちょうどイソジンのようなものです。そこまで臭いはしないけど。これも千葉県が世界一のヨウ素の産出地だからなのでしょう。タオルも白いタオルをつけると色がついて取れなくなります。そのため宿の黄色いタオルを借りたのを覚えていましたが、貸し出しは宿泊客のみのようでした。

温泉でさっぱりしたら時間は4時。少し早い気もしたけど千葉まで戻ることにしました。温泉まで来るときから高速入り口付近の反対車線が混んでいましたが、帰りはさらに渋滞が長くなっていました。これは高速も混んでいるだろうと見越して、一般道で帰ることにしました。しかし、一番わかりやすい16号が高速入り口まで渋滞しています。仕方ないので高速周辺を迂回し、再度16号に戻るとかなりスムーズです。アクアラインに入れるところ周辺が混雑していたのでうまくそこを抜けることができたようです。しかし、姉ヶ崎付近から再度混みだしたので再度迂回。しかしここはみんな同じ考えのようでこちらも混んでいます。さらに地図をよく見ると少し先にある川を渡れる橋が16号とこの道路の2本しか周辺にはない。これでは混むのは必然でした。橋を渡るとまたスムーズに流れていました。またまた16号に入ると高速と並走していました。高速を見るとかなり渋滞しています。一般道で来てよかった。この後は16号から離れて市内へと向かいました。それで駅周辺までは6時過ぎには着きましたが、最後にガソリンスタンドが見つからないという落とし穴が。中心部には全くなかったので結局1時間近くかかり、車を返したのは結構ぎりぎりになってしまいました。

2泊3日かなり走り回りました。基本的にドライブと海の幸が目的の旅だったのでどこに行くかはおまけ程度でかなり流動的でした。その分あまり待たなくてよかったので混雑している時期でも比較的快調に進めました。何より久しぶりのドライブは結構楽しかったです。なかなか時間がないので次のドライブは夏の予定です。
by Y-Iijima_PhD | 2010-05-06 00:42 | 旅行