Poland旅行(Kraków 2)
2008年 08月 02日
閑話休題、Kraków2日目。今日は月曜日のため博物館の類は大抵お休み。Wawelも営業時間が短かったりするので今日は見るのをやめて別の場所へ。
旧市街は一通り歩いて周ったので少しはなれたところにあるKazimierz地区へ行ってみました。ここは昔から(15世紀から)ユダヤ人が住み始め、第2次世界大戦当初は6万5千人、街の人口のおよそ30%ものユダヤ人が住んでいたようです。彼らも戦時中は相当数が強制収容所へ送られ、殺されました。
とりあえず地図に書いてあるウォーキングガイドにしたがって歩いてみました。まずスタート地点には石碑が立っていました。
残念ながらポーランド語なので意味はわかりません。ユダヤ教の教会を見たり、博物館に入ってみたりしましたが、やはり旧市街などとはちょっと雰囲気が違います。ポーランド語以外にヘブライ語でも書いてあったりするし。こちらはKazimierz地区にある大きな教会ですがこれはカトリックのもののようです。
中に入ってみましたがあまり人はいません。天気があまりよくないのもあるかもしれないけど、ちょっと暗い感じがします。
基本的にこの地区はあまり観光客もおらず静かなところです。でもこれが普通のKrakówの街かというとやはりちょっと違うようです。本来の市街地はさらに南にいって川を渡ったあたりか、駅の北東部とかガイドブックには地図すら出ていない辺りです。ここまで行くと本当に観光客は一切いません。歩いているのは地元の人ばかり。こういうところをぶらついてみるのはその土地での生活が垣間見れるので結構好きです。川の南側の地区にもきれいな教会がありました。
午後は昨日のオージーの子がお勧めの場所、近郊の町Wieliczkaにある岩塩鉱に行ってみることにしました。観光案内所に行き岩塩鉱へのツアーとついでに次の日のAushwitzへのツアーも申し込みました。どちらも往復のバス、入場料、ツアーガイド全て込みで100 złほどとお手ごろ価格です。
Wieliczkaは街からバスで30分ほど。ツアーでしか入れないようですが、ツアーじゃないと迷いそうなほど長くて、複雑です。そのため切符売り場は結構混雑しています。切符はガイドの人がまとめて買ってくれるのでその間待っていました。その時ふと横を見ると隣のツアーガイドの女の子と目が合いました。よく見るとその子は前日入ったレストランでウェイトレスをしていた子でした。向こうもこちらを覚えていたようでニッコリと微笑み返してくれました。
岩塩鉱は地下にあるのでまずは階段で60m程降りることになります。20階ほどを一気に駆け下りるようなものです。下までつくとちょっと膝に来そうです。下りた所からいくつか扉を通っていくと最初のホールに出ました。ここにはCopernicusの彫像があります。
Copernicusもここを訪れたことがあるようです。しかし、彼は15世紀の人間なのでその当時にはすでにここで岩塩が採掘され、さらに有名人、偉い人が訪れることができるように整備されていたということでしょうか。ちなみにこの彫像もホールも通ってきた通路も全て岩塩でできています。見た目は大理石のようですが。
もう少し進むとこの岩塩鉱の歴史を紹介したこれまた塩でできた彫刻があります。これはHungaryの王がPolandの女王Kingaに岩塩を献上している岩塩鉱の始まり様子を表しています。
所々に昔の採掘の様子を現した彫像が置かれており、そのつどガイドが説明を聞き1時間ほど進んだところでこの岩塩鉱の最大の見所、塩でできた礼拝堂までやってきました。
ここにあるものほぼ全てが岩塩を削って作られたものです。このシャンデリアも塩の結晶を使って作られています。
床も大理石のように見えますが塩です。この場合塩の岩盤?に筋を引くだけなのでタイルを敷き詰めるよりは楽かもしれません。
ちなみにここで写真を撮るには10 zł払わなければいけません。
さらに進むと水路がありここはボートで進めるようになっていたようです。
ここの水は当然塩水。それも飽和食塩水なので死海のように沈まずに浮いたままでいられます。しかし、逆にそれがあだとなり船が転覆して中に閉じ込められた場合、沈むことができないので自力での脱出が不可能となり現に死亡事故があったようで今はボートは動かしていないとガイドの人が言っていたと思います。
その後もしばらく続きたっぷり2時間ほど歩き回りました。しかしこの坑道の総延長距離は300km。ツアーではその1%も行かないようです。
帰りは地下100mからエレベーターで一気に地上まで出ます。このエレベーターはかなり高速で地上まで30秒ほどで到着します。ただ定員一杯まで詰め込まれて身動きが取れないので楽しんでいる余裕はないです。まあ早く着いてくれるので窮屈な時間もほんの少しの間ですが。
この岩塩鉱にはCopernicus以外にもGoethe、Pope John Paul IIなど有名な人が多く訪れています。自分も有名になったらそのリストに加わることでしょう(笑)。いずれにせよここの特に塩の礼拝堂は一見の価値ありです。ここでは結婚式も執り行われるようで、ポーランド人と結婚したらここで式を挙げるのもありかななどと思ったりして。
宿に着くと同じ部屋にいた人は全員チェックアウトしたようで誰もいませんでした。結局この日は他に誰も来なかったので広い部屋を一人で使えました。いびきも聞こえないのでよく眠れました。
旧市街は一通り歩いて周ったので少しはなれたところにあるKazimierz地区へ行ってみました。ここは昔から(15世紀から)ユダヤ人が住み始め、第2次世界大戦当初は6万5千人、街の人口のおよそ30%ものユダヤ人が住んでいたようです。彼らも戦時中は相当数が強制収容所へ送られ、殺されました。
とりあえず地図に書いてあるウォーキングガイドにしたがって歩いてみました。まずスタート地点には石碑が立っていました。
残念ながらポーランド語なので意味はわかりません。ユダヤ教の教会を見たり、博物館に入ってみたりしましたが、やはり旧市街などとはちょっと雰囲気が違います。ポーランド語以外にヘブライ語でも書いてあったりするし。こちらはKazimierz地区にある大きな教会ですがこれはカトリックのもののようです。
中に入ってみましたがあまり人はいません。天気があまりよくないのもあるかもしれないけど、ちょっと暗い感じがします。
基本的にこの地区はあまり観光客もおらず静かなところです。でもこれが普通のKrakówの街かというとやはりちょっと違うようです。本来の市街地はさらに南にいって川を渡ったあたりか、駅の北東部とかガイドブックには地図すら出ていない辺りです。ここまで行くと本当に観光客は一切いません。歩いているのは地元の人ばかり。こういうところをぶらついてみるのはその土地での生活が垣間見れるので結構好きです。川の南側の地区にもきれいな教会がありました。
午後は昨日のオージーの子がお勧めの場所、近郊の町Wieliczkaにある岩塩鉱に行ってみることにしました。観光案内所に行き岩塩鉱へのツアーとついでに次の日のAushwitzへのツアーも申し込みました。どちらも往復のバス、入場料、ツアーガイド全て込みで100 złほどとお手ごろ価格です。
Wieliczkaは街からバスで30分ほど。ツアーでしか入れないようですが、ツアーじゃないと迷いそうなほど長くて、複雑です。そのため切符売り場は結構混雑しています。切符はガイドの人がまとめて買ってくれるのでその間待っていました。その時ふと横を見ると隣のツアーガイドの女の子と目が合いました。よく見るとその子は前日入ったレストランでウェイトレスをしていた子でした。向こうもこちらを覚えていたようでニッコリと微笑み返してくれました。
岩塩鉱は地下にあるのでまずは階段で60m程降りることになります。20階ほどを一気に駆け下りるようなものです。下までつくとちょっと膝に来そうです。下りた所からいくつか扉を通っていくと最初のホールに出ました。ここにはCopernicusの彫像があります。
Copernicusもここを訪れたことがあるようです。しかし、彼は15世紀の人間なのでその当時にはすでにここで岩塩が採掘され、さらに有名人、偉い人が訪れることができるように整備されていたということでしょうか。ちなみにこの彫像もホールも通ってきた通路も全て岩塩でできています。見た目は大理石のようですが。
もう少し進むとこの岩塩鉱の歴史を紹介したこれまた塩でできた彫刻があります。これはHungaryの王がPolandの女王Kingaに岩塩を献上している岩塩鉱の始まり様子を表しています。
所々に昔の採掘の様子を現した彫像が置かれており、そのつどガイドが説明を聞き1時間ほど進んだところでこの岩塩鉱の最大の見所、塩でできた礼拝堂までやってきました。
ここにあるものほぼ全てが岩塩を削って作られたものです。このシャンデリアも塩の結晶を使って作られています。
床も大理石のように見えますが塩です。この場合塩の岩盤?に筋を引くだけなのでタイルを敷き詰めるよりは楽かもしれません。
ちなみにここで写真を撮るには10 zł払わなければいけません。
さらに進むと水路がありここはボートで進めるようになっていたようです。
ここの水は当然塩水。それも飽和食塩水なので死海のように沈まずに浮いたままでいられます。しかし、逆にそれがあだとなり船が転覆して中に閉じ込められた場合、沈むことができないので自力での脱出が不可能となり現に死亡事故があったようで今はボートは動かしていないとガイドの人が言っていたと思います。
その後もしばらく続きたっぷり2時間ほど歩き回りました。しかしこの坑道の総延長距離は300km。ツアーではその1%も行かないようです。
帰りは地下100mからエレベーターで一気に地上まで出ます。このエレベーターはかなり高速で地上まで30秒ほどで到着します。ただ定員一杯まで詰め込まれて身動きが取れないので楽しんでいる余裕はないです。まあ早く着いてくれるので窮屈な時間もほんの少しの間ですが。
この岩塩鉱にはCopernicus以外にもGoethe、Pope John Paul IIなど有名な人が多く訪れています。自分も有名になったらそのリストに加わることでしょう(笑)。いずれにせよここの特に塩の礼拝堂は一見の価値ありです。ここでは結婚式も執り行われるようで、ポーランド人と結婚したらここで式を挙げるのもありかななどと思ったりして。
宿に着くと同じ部屋にいた人は全員チェックアウトしたようで誰もいませんでした。結局この日は他に誰も来なかったので広い部屋を一人で使えました。いびきも聞こえないのでよく眠れました。
by Y-Iijima_PhD
| 2008-08-02 08:25
| 旅行